6月13日に東京ドームで行われた格闘技イベント「RIZIN.28」。総合格闘技としては実に18年ぶりの東京ドーム開催となった同大会では20時からフジテレビが中継を行った。
クレベル・コイケが朝倉未来に「完全勝利」
那須川天心の「1対3バトル」など目を引くカードが相次いだなか、最も注目されたのがで“路上の伝説”朝倉未来とボンサイ柔術所属のクレベル・コイケの対戦だ。
1ラウンドは互角に進んだ同カード。2ラウンドに「柔術界の鬼神」と呼ばれるクレベル三角絞めを極め、朝倉に勝利。
失神した朝倉が白目を剥いた衝撃的な映像が全国に放送された。
フジテレビ中継でクレベルのインタビューを放送せず
クレベルの見事な勝利を収めたなか、視聴者から大ブーイングが巻き起こったのがクレベルの「インタビュー省略」だ。
「今回のフジの中継では生放送パートと録画パートを組み合わせた構成だったのですが、メインイベントで“主役扱い”だった朝倉がクレベルに敗北するとすぐさま録画パートに切り替え、クレベルのインタビューをカット。これにネット上では『なんで放送しないんだ』『朝倉への贔屓がひどすぎる』と不満の声が続出しました」(スポーツ紙記者)
“ストーリーありき”のスポーツ中継は時代遅れかもしれない。
(中村シュン)
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