10代の女性向けシェルター・シェアハウスを運営する一般社団法人Colabo(コラボ)の代表理事を務める仁藤夢乃さんが、ネット上での攻撃について法的措置を検討していることを明かした。
「当たり前の日常を手に入れるために:性搾取社会を生きる私たちの闘い」などの著書があり、元AKB48・仁藤萌乃の姉としても知られる仁藤さん。
11月24日に自らのツイッターで「ネット上でのデマ拡散、誹謗中傷などについて、被害の影響が甚大であり、法的措置を検討しています」と投稿。女の子たちにも不安が広がっており、実際の活動へも深刻な支障がでている状況です」「デマの大量拡散により、支援者の方々にも心配と動揺が拡がっている」と綴り、弁護団による声明を引用リツイートした。
「Colabo及び仁藤夢乃さんに対するネット上の攻撃について」と題された同声明では「誹謗中傷の頻度と拡散数は膨大で、Colabo及び仁藤さんに対する名誉毀損その他法的に問題となりうるものも多数含まれており、現実の業務への支障等も深刻であることから、到底看過することはできません」「弁護団は、近日中に誹謗中傷投稿・拡散に関わった者に対する法的措置を講じる予定です」と表明。
ネット上で拡散されているデマや誹謗中傷のなかには、Colaboが東京都からの事業委託として公金を受領していることに関して「事実を歪曲あるいは捏造して『不正会計』と称するもの」が多数あると指摘。これらのデマに対して法的措置とは別に「『それはこのような理由でデマである』という説明を公表する用意」をしていると綴られている。
Yahoo!ニュースが「ヤフコメ」投稿に携帯番号の登録を必須化するなど、誹謗中傷が問題視されているネット空間。仁藤さんの今後の動向を注視したい。