今昔庵のマスター “芸能人を特別扱い”で「一般人に厳しい」理由
出典:つるの剛士 公式ブログ

 東京・砧のスタジオ「東京メディアシティ(TMC)」内で27年間営業を続け、“芸能人御用達”の店として知られたレストラン「今昔庵」が2019年2月7日に閉店した。突然の閉店に至った理由として、TMCの運営会社である国際放映株式会社と同店の間で賃料の支払いに関する裁判が行われ、同店側が敗訴したことが報じられている。

 この店のマスターで、このところ「ENGEIグランドスラム」(フジテレビ系)など多数のテレビ番組に出演しているのが“福ちゃん” こと福田起弘氏だ。

 白髪のポニーテール、白く長い眉毛、胸ポケットに何本も入れたカラーボールペンなど、インパクト抜群の風貌で知られる「今昔庵のマスター」。以前からレイザーラモンRGがモノマネのネタにしており、フジテレビ系「SMAP×SMAP」では草彅剛がマスター役のコント『今昔くん』を披露。マスターから「タクヤ」と呼ばれる仲の木村拓哉も度々話題にしていいたため一般人の間でも知られた存在だった。

 閉店が決まって以降、さまぁ~ずや中川翔子ら多くの芸能人が店舗を訪れ、SNS上に“福ちゃん”と写った写真を公開。ベッキー、ダレノガレ明美、つるの剛士らがツイッターで同店に触れ、バナナマンの設楽統もフジテレビ系「ノンストップ」で思い出を語るなど、閉店を惜しむ声が芸能界から相次いでいる。

 そんな「今昔庵のマスター」に関して、各方面から聞こえてくる評判が「タレントには愛想が良いものの一般人には感じが悪い」というもの。

 1月放送の「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」で有吉が「一般の人には『なに?なんでそこ座ってんの?。そっちの席に座って。何やってんの』って言うんだけど、俺らには『おい、有吉。あそこ座っていいぞ』って」とマスターの態度がガラリと変わることを明かすなど、タレントだけを特別扱いした「一般人への厳しい接客対応」が話題となっている。
 
 なぜ「今昔庵のマスター」は一般人に冷たいのか。「彼なりの使命感で振る舞っていたんだと思いますよ」と語るのは度々同店を訪れていた報道関係者だ。

「『タレントを守らなければ』との強い思いがあったはず」

「彼は我々マスコミに対しても『偉いさんには親しげで下っ端に冷たい』といった“相手によって態度を変える面”が確かにあって、私も何度か厳しい言葉をかけられた経験があるのですが、やっぱり根底にあるのは『タレントにゆっくりと食事をさせる』といった使命感。

 一般人のお客さんには口うるさく『写真を撮るな』『長居するな』と注意し、座席もタレントの席と距離を取らせていることの背景には『タレントを守らなければ』との強い思いがあったはずです。マスター本人も『ここは収録の合間の憩いの場だからね』と語っていました」

 果たして「今昔庵のマスター」の“次の職場”は――

(大倉さとみ)

Googleニュースで配信中
GEINOUはGoogleニュースに記事を配信しています。フォローしていただくと、ブラウザ版、アプリ版のGoogleニュースから記事がご覧いただけます。