インパクト絶大!Twitterで話題の「堕落ねちょりんこプロ」って?

 5月下旬、ツイッター上で突如として「堕落ねちょりんこプロ」なるインパクト絶大の単語が話題となっている。意味不明ながら、なんとも淫靡な響きを放つ「堕落ねちょりんこプロ」だが、一体何を指し示す言葉なのか。

「堕落ねちょりんこプロ」が注目を集めているのは、あるツイッターユーザーが投稿した画像が発端。昭和63年(1988年)に刊行された「ケイブンシャの大百科別冊 仮面ライダーブラック②」の巻末の1ページを撮影したものだ。

 仮面ライダーブラックが吹き出しで「ぜんぶ よんだら もういちどよもうぜ!」と読者に語りかけているシュールな一枚。

 ツイッターユーザーが「全ての本のあとがき、これで良い。」と記してツイートし、4万を超えるいいね!を獲得している。

 話題となっている「堕落ねちょりんこプロ」は同書のクレジットに名を連ねる「構成」担当の名前。31年前に刊行された書籍に携わったプロダクションの名前なのだ。

「フリーの編集者がウケ狙いで命名したのでは」

 話題の「堕落ねちょりんこプロ」について「当時の出版業界で流行したフザケ方ですよ」と指摘するのはベテラン編集者だ。

「おそらくフリーランスの編集者が請け負ってウケ狙いで適当につけた名前なのでしょう。この本のクレジットでは他にも『チェンジOK井上』『ダーメ圓道』といったユーモラスな名前が並んでいる。当時は『ケイブンシャの大百科別冊』に限らず、様々なムック本でこうしたクレジットが見られました。いま見ても面白いだけでなく懐かしさも感じさせてくれましたね」

 31年を経て大ウケしているのであった。

(中村シュン)

【2021年1月6日更新】その後の「インパクト絶大!Twitterで話題の『堕落ねちょりんこプロ』って?」

 2021年1月6日、宝島社は濃厚接触啓発のメッセージ広告として「ねちょりんこ、ダメ 。」を朝日新聞と日刊ゲンダイに掲載。一部のネットユーザーからは「堕落ねちょりんこプロを思い出した」との声が挙がっていた。

【関連記事】宝島社が新聞広告「ねちょりんこ、ダメ」に込めたメッセージとは

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