フジ「27時間テレビ」放送休止で噴出する「むしろ好都合」の本音

 新型コロナウイルス拡大の影響で中止が決定したフジテレビ系「FNS27時間テレビ」。

フジテレビの「夏の看板番組」

 新人アナウンサーが提供クレジットの読み上げるグランドフィナーレのほか、お笑いビッグ・スリーの共演や「さんま・中居の今夜も眠れない」など名物企画で知られ、同局の「夏の看板番組」として親しまれてきたが、34回目を迎える今年は放送されないことになった。

 河田町に本社屋があった時代から33回を重ね、長らく7月下旬に生放送されていた同番組。2017年に録画メインの放送に移行して以来、放送時期を変更。今年は8月に放送される予定だった。

 番組ファンにとっては惜しまれる事態なのだが――

「一年休んで、じっくり方向性を決めるチャンス」

「局内部では、惜しむ声以上に『むしろ好都合だ』との見方が出ているんですよ」と語るのはフジテレビ関係者だ。

「もともと日テレの『24時間テレビ「愛は地球を救う」』に対抗すべくスタートした番組なのですが、近年は数字も芳しくなくコンセプトもブレていた。『そろそろ潮時なんじゃないか』といった意見も噴出していたんです。準備期間も制作費も膨大な負担がかかるため『一年休んで、じっくり方向性を決めるチャンス』と受け止められています」
(同関係者)

 意外にも前向きな反応なのであった。

(大倉さとみ)

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