【動画】菅首相「報道ステーション」出演も…ネットの評価が「批判一色」の致命的理由
ANNnewsCH

 1月9日、テレビ朝日系「報道ステーション」に出演した菅義偉首相。生出演ではなく番組放送直前にスタジオで収録したインタビュー出演となった。

菅首相「報ステ」インタビューにネット上では「批判一色」

 コロナ急拡大による緊急事態宣言の発出直後とあって注目を集めた菅首相のインタビューだが、ネット上では「批判一色」の様相を呈している。

 冒頭、例年とはまったく異なるものとなった年末年始について触れた同番組MCの富川悠太アナ。

「総理も休み返上でコロナ対応に当たられていましたね」「おせちなど食べる時間はあったんでしょうか?」と菅首相を労うコメント。その後も、菅首相が言葉に詰まった際に度々フォローするシーンが見られた。

高田延彦「菅さんをフォローしまくる富川くん、太鼓持ちみたいでした」

 こうしたやり取りを巡り、SNSでは「首相に媚びるている」といった厳しい見方が噴出。

 格闘家で高田道場代表の高田延彦も自身のツイッターで「菅さんをフォローしまくる富川くん、太鼓持ちみたいでした」とツイートした。

 インタビューではその後もソフトな応答が続いたことから、高田は「周りのキャストも大人しくて腫れ物に触るかのよう。国民、医療従事者、飲食業を代弁してコロナ対応政策について深掘りしてほしかったテーマが満載なのになー。もったいねーな」と不満を綴った。

松尾貴史「温室ガスと陰湿ガースーを削減したい。」

 キッチュこと松尾貴史が同番組の放送中に「温室ガスと陰湿ガースーを削減したい。」とツイートし、東国原英夫も「菅総理、メディアに露出すればする程、評価が下がる感じがする」と指摘した菅首相の「報道ステーション」出演。

「最悪だったのは『仮定のことは考えないですね』と答えてしまったこと」

 いったいなぜ「批判一色」となったのか――

「東京の新規感染者が2000人超えの状況について『想像はしてませんでした』と語るなど、視聴者に『一国のリーダーとして大丈夫か?』と頼りなさを感じさせてしまったのは否めない。なかでも致命的だったのはテレビ朝日の足立直紀政治部長から『1ヶ月で緊急事態宣言の成果が出なかった場合』について聞かれ『仮定のことは考えないですね』と答えてしまったこと。『こんなトップに任せていられない』と大炎上する決定打となりました。いかにも菅首相らしいノラリクラリとした“ガースー答弁”なのですが……」(全国紙記者)

 メディア対応のまずさは政権のアキレス腱にもなりそうだ。

(中村未央)

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