9月17日に190ヶ国で配信され、世界中で大ブームを巻き起こしているNetflixのオリジナルシリーズ「イカゲーム」。人生に行き詰まった人々が、多額の賞金を賭けたデスゲームに挑むサバイバル作品だ。
Netflixによると大ヒットにより9億ドル(約1030億円)の価値を見込んでいるという「イカゲーム」。
ホ・ソンテが演じる悪役のチャン・ドクス
一癖も二癖もある登場人物のなかでもとりわけ存在感を放っているのが、悪役のチャン・ドクス。顔に彫られた蛇のタトゥーが特徴的な武闘派ギャングであるドクスは暴力と恫喝によりゲームをかき乱す。
そんなドクスを演じているのが俳優のホ・ソンテだ。
「彼は1997年10月生まれの44歳。『イカゲーム』の大ヒットによって、これまで1万人程度だったSNSのフォロワーが200万人を突破する大ブレイクを果たしました。日本のSNSでは『ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏に物凄く似ている』と話題になっていますね」(エンタメライター)
「ロシアのテレビ販売王」
日本でも人気急上昇中のホ・ソンテだが、彼は非常に珍しい経歴の持ち主だという。
「ホ・ソンテが俳優デビューしたのは35歳のとき。2011年にSBS『奇跡のオーディション』で映画『オールドボーイ』のチェ・ミンシクの演技をしたことがデビューのきっかけとなりました。彼は釜山大学を卒業した後、LGエレクトロニクスに就職。ロシア語が堪能なことからロシアに赴任しテレビの販売を担当していました。あまりの有能ぶりに『ロシアのテレビ販売王』と呼ばれていたそうです。その後、大宇造船海洋にも勤めたエリートサラリーマンだったんですよ」(同ライター)
仕事がデキるのもホリエモン似のホ・ソンテであった。