11月8日、手数を生かしたドラムのテクニックにより「手数王」の異名で知られたドラマー・菅沼孝三さんが亡くなった。62歳。
同9日、娘でドラマーのSATOKOが「先日、ステージ4の癌による療養のため活動休止を発表しました、父、菅沼孝三ですが、昨日、令和3年11月8日に、家族に囲まれ、大切に見守られながら、笑顔で宇宙へと旅立っていきました」と自身の公式サイトで報告。
「旅立つ1ヶ月前までステージに立ち、生徒を育て、旅立つ数時間前までビートを刻んでいました」と明かした。
CHAGE and ASKA、吉川晃司、LOUDNESSら多くのアーティストのツアーに参加した菅沼さん。
「語り草となった『うどんを食べながらのドラムソロ』」
「超絶テクニックを誇った菅沼さんについて語り草となっていたのが1996年発売のVHSテープ『手数王 地獄のドラム道場』で披露した『うどんを食べながらのドラムソロ』のパフォーマンス。ドラムスティックでうどんを完食する姿はシュールそのもの。ドラムソロ中に飛んできたボールを卓球やバドミントンのラケットで弾き返したりもしていましたね」(音楽ライター)
伝説のドラマー・菅沼さんの訃報に追悼の声が広がっている。