1月23日に公開が予定されていた「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の公開延期が発表された。
同14日、エヴァンゲリオン公式サイトは「『シン・エヴァンゲリオン劇場版』公開 再延期のお知らせ」と題したお知らせを掲載。
「感染拡大の収束が最優先であると判断」
「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の状況、並びに日本政府による緊急事態宣言の発出という事態」を重く受け止め検討を重ねた結果、「感染拡大の収束が最優先であると判断し、2021年1月23日(土)に向け進んでおりました、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』公開を自粛し、再延期を決定いたしました」と発表した。
2019年12月27日に2020年6月27日の公開が告知された同作は、2020年4月17日にコロナ蔓延を配慮して延期を発表。同10月16日に今年1月23日の公開が発表されたものの、再度の延期となった。
宇多田ヒカル提供のテーマソングも発売延期
同サイトでは「今回の公開延期に伴い、本作の音楽集CDとして2月10日(水)に発売予定だった『Shiro SAGISU Music from “SHIN EVANGELION”』も発売を延期いたします」とサウンドトラックの発売延期を発表。
宇多田ヒカルが提供した同作のテーマソング「One Last Kiss」も1月27日予定の発売を延期するなど、公開延期の余波が広がっている。
「『2021年夏』が公開のタイミングとして最有力」
果たして「シン・エヴァンゲリオン劇場版」が公開されるタイミングは――
「公開実現には最低でも緊急事態宣言が47都道府県すべてで解除されている必要があります。政府が『昼間もできる限り不要不急の外出自粛をお願いしたい』と呼びかけている間は公開に踏み切ることはないでしょう。その上で最速のケースとしてあり得るのが緊急事態宣言が明けた『2021年3月末』の公開ですが、早々と外出自粛ムードが払拭されるとも考えがたい。個人的には『2021年夏』が公開のタイミングとして最有力ではないかと考えています」(映画関係者)
多くのファンが公開を心待ちにしている。
(中村シュン)