12月9日、スマホ決済サービス「メルペイ」による「渋谷キャッシュレスプロジェクト」の一環として「ストロベリーフェチ原宿竹下通り店」の1日店長に就任したきゃりーぱみゅぱみゅ。2011年8月にミニアルバム「もしもし原宿」でメジャーデビューして以来、「原宿Kawaii文化」のアイコンとしての地位を確立した。
世界展開の障壁ともなりかねない事態
これまで4度のワールドツアーを敢行し、海外での知名度も高い彼女だが、今後の世界展開の障壁ともなりかねない事態に見舞われている。
発端となったのは海外在住と思しきツイッターユーザーが12月14日に英語で投稿した「きゃりーぱみゅぱみゅが『小児性愛者』であることを知らせなければいけないのは気が重い」(意訳)と切り出したツイート。
当時12歳のダンサーに「一緒に寝ようよ」
このツイートで同ユーザーは、2012年4月にきゃりーが同じ事務所に所属する当時12歳の男性ダンサー「P→★(ぴー)」に対して「性的な思惑での接触」を行っていたとする「証拠メッセージ」のスクリーンショットを添付。このメッセージできゃりーぱみゅぱみゅは「P→★」に「今日は一緒に寝ようよ~」などと綴っている。
この告発は大きな反響を呼び17日現在では5000に迫るリツイートと1万を超える「いいね!」が付けられ、彼女の「小児性愛」を非難するツイートが多くの海外ユーザーから発信されているのだ。
国内でも徐々に問題視されている
こうした事態に、京都精華大学マンガ学部教授のレイチェル・ソーン氏は「今、英語圏のツイッターで『あのきゃりーぱみゅぱみゅは小児性愛者だった!キモすぎる!なんであんなことをやって逮捕されないんだ?!』と騒いでるよ。ファンだった人たちががっかりしてファンをやめたと言ってる。いい加減その重さに気づけ」と厳しくツイート。
さらにきゃりーが2012年に投稿した「今日もキッズダンサーのPちゃん(12歳男子思春期)が可愛い過ぎて辛い抱きしめてますなうちゅーしたいちゅゅうぅう」とのツイートなど「Pちゃんへの接触」を示す発言が複数発掘され、国内のSNS上でも徐々に問題視されている状況だ。
この事態をどう解釈すべきなのか。
「海外では『発言だけでアウト』」
きゃりーの言動について「昔からの日本での感覚としては『単に子供を可愛がっているだけ』『何の問題もない』との見方が強いかもしれませんが、近年海外で拡大している先進的なスタンスでは、彼女の世界展開に暗雲が立ち込めるほどの『ありえない発言』だと思います」と指摘するのは数年前までアメリカに在住していたテレビスタッフ。
「世界的大スターだったマイケル・ジャクソンでさえ、死後に放送されたドキュメントで『小児性愛問題』が浮上したことでカナダのラジオネットワークが楽曲の配信停止を決めたほど。それほどシビアな問題なんです。今回の炎上騒動できゃりーに『小児性愛の自覚』があったかどうかは甚だ不明ですが、海外では『発言だけでアウト』となってしまうのが実情です」
彼女にとっては寝耳に水の炎上騒動であった。
(川本みゆき)