「週刊朝日」が5月末で休刊 「アサヒ芸能」と勘違いする人も!?

　朝日新聞出版が「週刊朝日」の休刊を発表した。

「週刊朝日は、2023年5月末をもって休刊します」

　1月19日、同社公式サイトでは「『週刊朝日』休刊のお知らせ」と題した記事を掲載。「週刊朝日は、2023年5月末をもって休刊します」「大正11(1922)年に創刊した同誌は、日本最古の総合週刊誌として100年余にわたって読者の皆様から多大なるご愛顧をいただきました。心より御礼申し上げます」と綴った。

「週刊朝日の2022年12月の平均発行部数は74,125部。弊社の業績は堅調ですが、週刊誌市場の販売部数・広告費が縮小するなか、今後はウェブのニュースサイトAERA dot.や書籍部門に、より一層注力していく判断をしました」と、これからはネットニュースと書籍に注力することを表面している。

「もう紙の時代じゃないんだろう」

　この発表にネット上では様々な見解が寄せられている。元フジテレビアナウンサーの山中秀樹氏もツイッターで同誌の休刊に触れ「ポストや現代だってわからんぞ。少なくとも20代や30代をターゲットにしてない紙面内容だし。もう紙の時代じゃないんだろう」と時代の変化を噛み締めた。

　一方、別の雑誌と勘違いする人も。

「社会派で知られる週刊朝日とはまったく異なり、芸能ゴシップやグラビアで構成された『週刊アサヒ芸能』が休刊すると勘違いする人もネット上では散見されます。そもそも『アサヒ芸能』を出しているのは徳間書店。似て非なる雑誌ですよ」(大手新聞紙記者)

　2023年、紙媒体にとってさらに厳しい環境が続きそうだ。

(大倉さとみ)