6月12日に判明したビートたけしと元妻・幹子さんとの離婚が様々な憶測を呼んでいる。今回の離婚について判明当初から各メディアが「たけし側が幹子さん側に100億円以上の全財産を支払った」と報道。
たけし本人も「新・情報7daysニュースキャスター」(TBS系)の番組内で「お金を取られた」と発言したことから、同18日には幹子さんが代理人の弁護士を通じて完全否定する事態に発展した。
「武氏の資産が100億円ないし数百億円もあり、それらの(ほぼ)全てが幹子氏に分与されたなどという内容がまことしやかに報道されております。しかしながら、収入に対しては、当然のことながら、事業経費の支出や税金の負担、生活費の支出等もございますので、上記のような規模の財産が現存するという事実はありませんし、それらの「(ほぼ)全て」が幹子氏に「分与」されたという事実もございません」と幹子さん側は主張。
情報が錯綜する状況のなか、飛び出したのが6月20日発売の「週刊新潮」による「ビートたけし批判記事」。
「『最後の女』が汚した『殿』の晩節!『ビートたけし』がテレビから消える日」と題した同記事では3ページにわたりビートたけしと“18歳年下愛人”に関する批判を展開。
冒頭、芸能関係者が「T.Nゴン関係者からたけしの絵を何枚も飾っている銀座の高級喫茶店に対し『店に飾ってある絵を引き揚げたい』との通知があった」と明かし「たけしの愛人とされてきた女性が絵を売って金にしようとしている」との見方を示している。
さらに同記事では、たけしを長年サポートしていた「アラ還の男性ヘアメイク」や「アラ還の女性整体師」「スタイリストの50代女性」が「愛人のイチャモン」によりたけしのもとを去ったと指摘した。
こうした「週刊新潮」の批判記事に対してT.Nゴンはすぐさま反論。
「関係を終了するなどとされているヘアメイク、整体師及び喫茶店経営者らは、いずれも現在も良好な関係にある方々であり、この度各人に確認したところ、『週刊新潮』からは取材も受けていない、または取材を受けた際に良好な関係を説明したにもかかわらず説明と全くことなる内容が書かれた、などの証言を得ております」と報道各社にファックスを送り「当社及び当社関係者に対する中傷記事については断じて許し難いものとして、法的措置をとることとしております」と締めくくった。
かつてたけしに“襲撃”された遺恨を持つ「FRIDAY」もデジタル版で「“沈黙”の前妻を激怒させたビートたけしの『みっともなさ』」と題して厳しい批判記事を掲載するなど、たけしを巡る報道がヒートアップしているのだ。
「ドロ沼バトルに発展する可能性は極めて高い」
こうした状況について「新潮の報道に対するたけしさんの“愛人”と呼ばれる方の怒りは相当なもの。今後、新潮社とT.Nゴンの間でドロ沼バトルに発展する可能性は極めて高いでしょうね」と指摘するのは在京キー局関係者だ。
「『ビートたけしがテレビから消える日』が載った『週刊新潮』が発売される数週間前から、たけしさんが『また週刊誌にあることないこと書かれそうなんだよな』と漏らしていて、今回の報道が出ることも分かっていたようです。そうしたなかで、たけしさん側が“愛人”の主導で新潮社に対して『極めて大きな“報復措置”を取るのではと』の見方も広がっているんです」
たけし側による“報復措置”とは。
「新潮文庫の『たけしの死ぬための生き方』『たけしくん、ハイ!』など、新潮社から刊行された全著書の引き上げです。法廷闘争とあわせて“FRIDAY襲撃”クラスのバトルは避けられない状況ですよ」
たけしの動向を注視したい。
(大倉さとみ)