11月24日のサッカー「明治安田生命J2」第42節・愛媛FC戦で13年ぶりのJ1復帰を決めた横浜FC。この試合の後半42分に34試合ぶりとなるリーグ戦のピッチに立ったのがキングカズこと三浦知良選手。
2020年シーズンでカズは53歳
90年代から日本サッカーを支え続けたカズは1967年2月26日生まれで現在52歳。2020年シーズンが開幕する頃、53歳を迎える「ギネス級の大ベテラン」である。
所属する横浜FCがJ1昇格を果たし、各メディアがカズを大きく取り扱うなか、あえて“マスコミ全体のタブー”である「カズ引退」に触れたのが東京スポーツだ。
東スポが「カズへの『引退勧告』」を記事化
同25日のウェブ版で「横浜FC悲願のJ1昇格 52歳カズ『引退勧告』受けていた」と題した記事を掲載した東スポ。
ヤフーニュースはじめ各社ニュースポータルにも配信されたのだが――
「横浜FCによる『引退勧告』ではなく、単なる『実父のアドバイス』」
「見出しにドキドキさせられて読んでみたら見事に肩透かしでしたね」とは週刊誌記者の証言。
「てっきり『所属する横浜FCがカズに引退を勧告していた』のかと思いきや、実は『カズの実父・納谷宣雄氏が引退を勧めた』というだけなんです。いわゆる『見出し詐欺』の記事ですよ」
「正直、読んでソンしました」
さらに「この記事では『俺はカズヨシには言ったんだよ。“もう辞めたらどうなんだ”と』『選手以外でもサッカー界のためにやれることはあるだろうって』といったカズ父による『いかにも言ってそうなコメント』が並んでいるだけ。正直、読んでソンしました」とボヤく同記者。
念願のJ1昇格を果たした「キングカズの今後」に注目が集まっている証明とも言えそうだ。
(中村シュン)