渋谷の街角で串揚げをほおばっていた16歳の少女は、まさか自分が憧れの山本美月と同じ事務所にスカウトされるとは思っていなかった。中国・福建省生まれ、東京育ちという異色の背景を持つ出口夏希は、その瞬間からファッション誌『Seventeen』の専属モデルとして、そして女優としての輝かしいキャリアを歩み始めることになる。
基本プロフィール
| フリガナ | でぐち なつき |
|---|---|
| 生年月日 | 2001年10月4日 |
| 出身地 | 福建省 |
| 身長 | 162cm |
| 血液型 | O型 |
| 所属事務所 | インセント |
| ジャンル | 女優・モデル |
串揚げが運命を分けた渋谷スカウト
渋谷の雑踏で串揚げをほおばっていた16歳の少女は、まさかその一口が運命を変えるとは思っていなかった。スカウトしたのは、憧れの山本美月が所属するインセント。その場にいた友人と顔を見合わせ、驚きが走る。2018年、ファストファッションブランドの撮影という地味な初仕事を経て、彼女は「ミスセブンティーン」への扉を叩いた。最終候補者として中国語を披露したその姿は、東京育ちながら中国・福建省生まれという彼女のルーツを鮮烈に印象づけた。広瀬すずがセンターを務める中、見事選ばれた6人の一人となった瞬間、出口夏希という名は、新たな星として週刊誌の紙面を飾ったのである。
『舞妓さんちのまかないさん』で世界へ飛躍
串揚げを求めて歩いていた渋谷の街角で、彼女の運命は一変した。2017年夏、まだ15歳の出口夏希は、たまたま訪れた宮益坂でスカウトされ、憧れの山本美月が所属するインセントの扉を叩く。その瞬間から、彼女の才能は一気に開花していくことになる。
「ミスセブンティーン2018」で中国語を披露し、そのルーツと才能をアピールした選考過程は、彼女の強みを象徴していた。日本人の父と中国人の母を持つハーフという背景は、単なる経歴以上の深みを彼女の存在に与えている。そして、2019年、フジテレビヤングシナリオ大賞作品をドラマ化した『ココア』で初主演を果たす。このオムニバス形式の作品で、南沙良、永瀬莉子と共にそれぞれの主人公を務め、若手女優としての確かな存在感を示したのだ。
しかし、真のブレイクと言えるのは、2023年にNetflixで配信が開始された『舞妓さんちのまかないさん』だろう。森七菜とのダブル主演で京都の世界を鮮やかに描き出し、国内外で高い評価を得た。この作品で共演した森七菜とは公私にわたる深い友情を築き、互いを高め合う関係性も注目を集めた。さらに、2024年には『赤羽骨子のボディガード』で第46回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞し、女優としての実力をさらに裏付ける結果を残している。
食べ歩きが趣味という気さくな一面を持ちながら、中国語を特技とする国際的な感性を併せ持つ。そんな多面的な魅力が、彼女を単なるモデルや女優の枠を超えた存在に押し上げている。2025年公開の映画『か「」く「」し「」ご「」と「』では再び主演を務めるなど、その活躍の場は確実に広がり続けているのだ。
出演作品
| 公開・放送開始年 | 作品名 |
|---|---|
| 2026 | あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。 |
| 2026 | サバ缶、宇宙へ行く |
| 2026 | 万事快調〈オール・グリーンズ〉 |
| 2025 | ほんとにあった怖い話 夏の特別編2025 |
| 2025 | か「」く「」し「」ご「」と「 |
| 2024 | 赤羽骨子のボディガード |
| 2024 | 余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。 |
| 2024 | ブルーモーメント |
| 2024 | 君が心をくれたから |
| 2023 | あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 |
| 2023 | いちばんすきな花 |
| 2023 | アオハライド |
| 2023 | わたしの一番最悪なともだち |
| 2023 | 18/40~ふたりなら夢も恋も~ |
| 2023 | 君が好き.mp4 |
| 2023 | 沼る。港区女子高生 |
| 2023 | 舞妓さんちのまかないさん |
| 2022 | クレッシェンドで進め |
| 2022 | 沈黙のパレード |
| 2022 | ばかやろうのキス |
| 2022 | やり直したいファーストキス |
| 2022 | インバージョン |
| 2022 | 星から来たあなた |
| 2021 | 花輪せんせいは半人前!? |
| 2021 | コタローは1人暮らし |
| 2021 | ガールガンレディ |
| 2020 | 約束のネバーランド |
| 2020 | 30禁 それは30歳未満お断りの恋。 |
| 2020 | アンサング・シンデレラ ANOTHER STORY ~新人薬剤師 相原くるみ~ |
| 2020 | カレーの唄。 |
福建語から最優秀新人賞までの異色ルーツ
串揚げを食べ歩いていた渋谷でスカウトされた時、彼女はまさか憧れの山本美月と同じ事務所の扉を叩くことになるとは思わなかっただろう。中国・福建省生まれ、東京育ちという異色の背景を持つ出口夏希のデビューは、まさに「食べ歩き」という趣味が引き寄せた奇跡だった。
「ミスセブンティーン2018」最終候補のアピール動画で中国語を披露したのは、彼女のルーツを感じさせる鮮烈なパフォーマンスだった。しかし意外なことに、家庭で話すのは福建省の福建語。ドラマで北京語に挑戦する際は、新たな言語として勉強し直す必要があったという。香菜をこよなく愛する食の好みも、そのルーツに裏打ちされている。刀削麺にたっぷり盛られた香菜の衝撃が、彼女を香菜ファンに変えたのだ。
モデルとしてのキャリアは、ファストファッションブランドの撮影から始まった。しかし彼女の歩みは常識破りだ。Seventeen専属モデルとして活躍するかたわら、テレビドラマ『ココア』でいきなり主演を勝ち取る。そして2024年には『赤羽骨子のボディガード』での演技が評価され、第46回ヨコハマ映画祭で最優秀新人賞を受賞。その実力は確かなものだと証明した。
ネットフリックスドラマ『舞妓さんちのまかないさん』で森七菜とダブル主演を務め、共演後も親友として旅行に行く仲に発展したエピソードは、彼女の人柄の良さを物語っている。ファンとして憧れていた先輩モデル・下村実生と、自分が同じ誌面で並ぶことになった時、緊張のあまり目を合わせられなかったという逸話も微笑ましい。
2025年公開の映画『か「」く「」し「」ご「」と「』では主演を務め、ELLE CINEMA AWARDS 2025でエル・ガール ライジングスター賞を受賞。モデルとして、女優として、常に進化を続ける出口夏希のこれからから目が離せない。