世界中でコロナが猛威を振るった2020年。海外に行きたくても行けない状況から、海外旅行好きにとってストレスの溜まる日々が続いている。
8D立体音響でオーストラリアを「疑似旅行」
そんななかオーストラリア各地を動画内で「疑似旅行」できるシリーズが登場。
美麗な映像と立体音響8Dオーディオを駆使したハンパない臨場感によりネット上で注目を集めているのだ。
【動画】8Dエスケープ | 黒色編:想像力をみがこう | オーストラリア政府観光局
オーストラリア政府観光局が公開
11月4日に「8Dエスケープ」と題する動画シリーズを公開したのはオーストラリア政府観光局。
同シリーズではウルル、シドニー・オペラハウス、フレーザー島、デインツリー・レインフォレストなど、オーストラリアの人気観光地の「光・音・質感」を「青・赤・マゼンタ・緑・黒・白」の6テーマに分類した6本の動画に収録している。
【動画】8Dエスケープ | 青色編:感動しよう | オーストラリア政府観光局
全方向から様々な音が聞こえる「8D立体音響」
ヘッドフォンを装着して動画を再生すると三次元効果で周囲の全方向から様々な音が聞こえてくるように設計された「8D立体音響」。
この技術について「バイノーラル録音といって、人間の2つの耳にある音が到達する時間差や音量差をダミーヘッドやシミュレータ等を用いて録音する方法です」と解説するのは日本音響研究所・鈴木創所長。
「世界的人気を博しているASMR動画として優秀です」
同シリーズについて鈴木所長は「この8Dエスケープ動画ではオーストラリアの豊かな自然の映像と共に、360度音響によって再現しているため、大自然の疑似体験に導入されやすい。ここ数年SNSなどで世界的人気を博しているASMR動画として優秀です」と指摘する。
これらの動画はオーストラリア政府観光局の公式ウェブサイトおよび公式YouTubeチャンネルで公開中。
“コロナ後の予習”として「8D立体音響」で疑似オーストラリア旅行を楽しみたい。