「引っ込み思案な自分を変えたい」。その一心で踏み出した一歩が、乃木坂46の次代を担う“顔”へと変貌させた。遠藤さくらは、かつて口下手で大人しいと評された少女が、センターの座を何度も射止め、ファッション誌の専属モデルとしても活躍するまでに成長を見せた。その変貌の裏には、彼女だけが知る葛藤と決意が隠されているに違いない。
基本プロフィール
| フリガナ | えんどう さくら |
|---|---|
| 生年月日 | 2001年10月3日 |
| 出身地 | 愛知県名古屋市 |
| 身長 | 164cm |
| 血液型 | O型 |
| 所属事務所 | 乃木坂46合同会社 |
| ジャンル | アイドル |
生い立ち・デビューまでの経緯
名古屋の片隅で、吹奏楽に打ち込む少女がいた。遠藤さくらは、大人しく口数も少ない、ごく普通の高校生だった。しかし、彼女の心には静かな決意が芽生えていた。テレビで目にした乃木坂46の圧倒的なパフォーマンスに「引っ込み思案な自分を変えたい」と強く思ったのだ。あの輝きに触れるためなら、一歩を踏み出せるかもしれない。その思いが、彼女を「坂道合同オーディション」へと駆り立てた。
2018年、彼女は見事合格を勝ち取る。そして同年12月、日本武道館という大舞台で4期生としてお披露目された。吹奏楽部で培った芯の強さは、アイドルとしての新たなステージでも光り始める。デビューからわずか半年後、4期生楽曲でセンターに抜擢されたのは、その潜在能力の高さを物語っていたに違いない。
そして2019年夏、ついに表題曲のセンターに選ばれる。『夜明けまで強がらなくてもいい』で、彼女は一気にグループの顔となった。かつては「変わりたい」と願ったその姿は、今や多くのファンを惹きつける存在へと変貌を遂げたのである。
ブレイクのきっかけ・代表作
「引っ込み思案な性格を変えたい」。その一歩が、彼女を頂点へと押し上げた。遠藤さくらが乃木坂46のオーディションに踏み切った理由は、まさに内なる変革への渇望だった。高校2年生まで口下手で大人しかったという彼女が、坂道合同オーディションに合格。そのわずか約半年後、4期生楽曲「4番目の光」でセンターの大役を任されることになる。
しかし、真のブレイクは2019年7月、24thシングル『夜明けまで強がらなくてもいい』で表題曲センターに抜擢された瞬間だった。当時高校3年生。スレンダーで手足の長い、どこか神秘的な佇まいが、新たな乃木坂の顔として瞬く間に注目を集めたのである。その魅力は歌唱力やダンスだけではない。ファッション誌『non-no』の専属モデルとしての活躍が示すように、圧倒的なビジュアルと洗練された表現力が、彼女を群を抜かせている。
その後も『ごめんねFingers crossed』、『Monopoly』(Wセンター)、『歩道橋』と、重要なシングルのセンターを任され続けるのは、彼女の確かな成長と安定感が評価されている証だろう。2023年には連続テレビ小説『らんまん』へのレギュラー出演が決定。アイドル、モデルに加え、女優としての新たな扉も開いた。吹奏楽部で培った集中力と、読書家としての内省的な側面が、彼女の表現の深みを支えているに違いない。遠藤さくらは、静かな覚悟でステージに立ち続ける、新時代のエースなのである。
出演作品
| 公開・放送開始年 | 作品名 |
|---|---|
| 2025 | 乃木坂スター誕生!SIX |
| 2025 | Nogizaka46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE |
| 2024 | 書店員探偵サクラ |
| 2024 | 乃木坂、逃避行。 |
| 2024 | しあわせなんて、なければいいのに。 |
| 2024 | 乃木坂46「サシメン」 |
| 2024 | 引越し探偵サクラ |
| 2024 | 引越し探偵サクラ |
| 2023 | トラックガール |
| 2023 | トラックガール |
| 2022 | 新・乃木坂スター誕生! |
| 2022 | Actually... |
| 2022 | もしも、イケメンだけの高校があったら |
| 2021 | バナナマン日村が歩く!ウォーキングのひむ太郎 |
| 2021 | 乃木坂スター誕生 |
| 2021 | ボーダレス |
| 2020 | NOGIZAKA46 Mai Shiraishi Graduation Concert ~Always beside you~ |
| 2020 | ノギザカスキッツ |
| 2020 | サムのこと |
| 2019 | 乃木坂どこへ |
| 2017 | 乃木坂46 meets Asia! |
| 2017 | 乃木坂46のガクたび! |
| 2015 | 乃木坂工事中 |
人物エピソード・逸話
彼女の芯は、吹奏楽部で磨かれた金管楽器のように、静かながらも確かな輝きを放っている。遠藤さくらは、かつて人前で話すことも苦手だったという。その彼女が、日本を代表するアイドルグループのセンターに立ち、朝ドラに出演し、ファッション誌の表紙を飾るまでに至った軌跡は、まさに「引っ込み思案」からの自己変革の物語だ。
その原動力の一つは、意外にも「読書」にある。中学生の頃から小説好きで、湊かなえや辻村深月の作品に親しんできた。言葉の世界に深く浸る時間が、表現者としての感受性の土台を築いたことは間違いない。音楽の趣味も幅広く、aikoやLittle Glee Monsterから父の影響で聴いたサザンオールスターズまで、多様な音が彼女の内面を豊かにしている。吹奏楽部で県大会金賞を受賞した経験は、チームで一つの音楽を創り上げる喜びを、アイドル活動に通じる形で早くから体感させていたのかもしれない。
2018年、坂道合同オーディションに合格し、乃木坂46の4期生としてデビュー。わずか半年後には4期生楽曲でセンターを務め、翌年には表題曲『夜明けまで強がらなくてもいい』でいきなりシングルセンターの大役を射止める。その覚悟の決め手は、「自分を変えたい」という純粋な思いだった。その後も『ごめんねFingers crossed』『Monopoly』『歩道橋』と、グループを牽引するセンターを歴任。その存在感は、『non-no』専属モデルとしての活躍や、2023年には朝ドラ『らんまん』へのレギュラー出演が決まるなど、アイドルの枠を超えて確固たるものになっている。
名前の由来がコブクロの「桜」であるように、彼女のルーツには音楽が流れている。蕎麦屋を経営する父が元ラジオディレクターだったという意外な経歴も、芸能界への一種の縁を感じさせるエピソードだ。老後の野望が「日本脱出」と語るどこか飄々とした一面も、堅実なイメージとは違った魅力を覗かせる。
静かな文学少女が、吹奏楽の舞台を経て、全国的なアイドルへと羽ばたいた。遠藤さくらの歩みは、内に秘めた強い意志が、少しずつ形になっていく過程そのものなのだ。