「トゥース!」のギャグだけが彼の全てではない。フィンスイミングの元日本代表であり、ボディビルダーであり、そして芸能界きっての「異色の経歴」を持つ男、オードリー春日俊彰の真実に迫る。
基本プロフィール
| 出身地 | 埼玉県所沢市 |
|---|---|
| 身長 | 176cm |
| 血液型 | B型 |
| 所属事務所 | ケイダッシュステージ |
水から生まれた異色の芸人魂
春日俊彰が芸能界に放った衝撃は、すべて「水」から始まったと言っても過言ではない。フィンスイミング日本代表として水中を疾走する肉体は、やがてM-1決勝の舞台を駆け抜ける原動力となる。だが、その道のりは決して順風満帆ではなかった。
大学在学中、相方・若林正恭と出会った春日は「ナイスミドル」としてデビューする。しかし、名前の響きとは裏腹に、下積み時代は長く暗かった。コンビ名を「オードリー」に変えても状況は変わらず、春日は一時、芸人を辞めて実家のガソリンスタンドで働くことも真剣に考えたという。その絶望の淵で救ったのが、幼少期から続けてきたフィンスイミングだった。水中でしか得られない静寂と、己の限界に挑む孤独な戦いが、彼の心を支えた。
転機は2006年、クイズ番組の企画で披露した潜水能力が世間に衝撃を与えたことだ。日本歴代2位という記録が「芸能界一の潜水王」というキャラクターを生み、番組出演の契機をつかむ。そして2008年、M-1グランプリ準優勝。あの独特の間と爆笑を生む「トゥース!」のギャグが、オードリーというコンビを一気にスターダムに押し上げたのである。水が育てた並外れた肺活量と精神力が、ついに笑いの世界で花開いた瞬間だった。
トゥース!とギネスが生んだ異端児
「トゥース!」のギャグが世間に浸透した時、オードリーの春日俊彰はすでに芸能界の異端児だった。フィンスイミングの元日本代表という異色の経歴を持つ彼のブレイクは、決して一夜にして訪れたものではない。むしろ、その圧倒的な身体能力と常識を超えた努力が、遅咲きの大輪を開花させたのだ。
彼の転機は、2008年の『M-1グランプリ』準優勝にある。この大会でオードリーの独特の世界観が全国に知れ渡り、春日が放つ「トゥース!」のギャグは瞬く間に流行語となった。しかし、彼の真骨頂は単なるお笑い芸人の枠に収まらないところだ。代表作とも言える『人志松本のすべらない話』では、常人離れした身体を駆使した奇想天外なエピソードでMVSを受賞。その話術とリアリティは、視聴者を驚愕と笑いの渦に巻き込んだ。
ボディビルダーとして大会入賞を果たし、ギネス世界記録に挑戦するなど、その活動は多岐にわたる。春日俊彰の魅力は、何よりも「できるまでやる」というストイックな姿勢にある。お笑い、スポーツ、あらゆる分野で己の限界に挑み続けるその生き様こそが、彼を唯一無二の存在に押し上げているのだ。
出演作品
| 公開・放送開始年 | 作品名 |
|---|---|
| 2025 | 漫才パーティー |
| 2025 | シークレットNGハウス |
| 2024 | オードリーのオールナイトニッポンin東京ドーム |
| 2023 | オドオド×ハラハラ |
| 2023 | あの夜であえたら |
| 2023 | 春日ロケーション |
| 2023 | 東京03 FROLIC A HOLIC feat. Creepy Nuts in 日本武道館 |
| 2022 | じゃないとオードリー |
| 2022 | トークサバイバー! |
| 2020 | レンタルなんもしない人 |
| 2019 | あちこちオードリー |
| 2019 | 日向坂で会いましょう |
| 2019 | 日向坂で会いましょう |
| 2019 | オードリーのオールナイトニッポン10周年全国ツアー in 日本武道館 |
| 2019 | でんじろうのTHE実験 |
| 2018 | 100カメ |
| 2018 | ひらがな推し |
| 2016 | HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル |
| 2016 | どうぶつピース!! |
| 2014 | 水曜日のダウンタウン |
| 2014 | 水曜日のダウンタウン |
| 2012 | 結婚同窓会 〜SEASIDE LOVE〜 |
| 2012 | オードリーさん、ぜひ会ってほしい人がいるんです |
| 2010 | オードリーのオールナイトニッポン |
| 2009 | Perfumeのシャンデリアハウス |
| 2009 | スクール革命! |
| 2003 | 絶対に笑ってはいけない |
| 1997 | ポケットモンスター |
文武両道が証明する唯一無二の価値
芸能界随一の“文武両道”が、今や誰もが認める事実だ。オードリーの春日俊彰は、ただの売れっ子芸人ではない。フィンスイミングの元日本代表であり、ボディビルダーであり、ギネス世界記録保持者でもある異色のアスリートタレントなのだ。
その驚異的な身体能力は、『Qさま!!』での潜水日本歴代2位の記録に始まり、2019年には「水中ベンチプレスの最多連続回数」でギネス世界記録を樹立した。ボディビルダーとして東京オープンで5位入賞を果たし、フィンスイミングの世界大会では団体で銅メダルを獲得している。芸人でありながら、アスリートとしても一流の実績を残しているのは、彼をおいて他にいないだろう。
そんな彼の芸人としての評価を決定づけたのが、2015年に『人志松本のすべらない話』で受賞したMVS(最も価値のあるストーリーテラー)だ。独特の間と熱量で紡がれる「すべらない話」は、今や同番組の看板となっている。さらに2024年には、NHK『世界の春日プロジェクト』がギャラクシー賞月間賞を受賞。その活動の幅と深さが、高い芸術性をも認められた瞬間だった。
意外なのは、その卓越した身体能力と対照的な、ある種の“不器用さ”だ。2021年、『クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?』で史上13組目の全問正答を達成し賞金300万円を獲得したが、その真剣なまでに必死な姿は、天才肌とは無縁の努力家の顔を見せつけた。何でもそつなくこなすように見えて、実は一つ一つのことを血のにじむような練習で極めてきたのだ。
芸人、アスリート、そして家族を守る一家の主。春日俊彰の全ては、並外れた努力の上に成り立っている。彼の「できる」の背景には、常に常人ならざる「やった」が隠されているのである。