堀ちえみ「仮病説」拡散で「いますぐブログ閉鎖を決断すべき」

 19年2月19日、自身のブログで舌がん(口腔がん)のステージ4と診断されたことに加え、左首のリンパ節にも転移していることを明かした堀ちえみ。同22日には舌の6割と頸部リンパ節を切除する11時間にも及ぶ大手術を受け治療に励んでいる。

 16年からリウマチと闘病し、舌癌にも見舞われた堀にさらなる病気が発覚したのはわずか2ヶ月後の4月。新たにステージ1の食道がんが発見されたことを4月15日のブログで公表した彼女は、翌16日、内視鏡による切除手術を受けた。

 その際、食道がんの組織を病理検査に出していた堀は、5月2日に自身のブログの「病理の検査結果が出ました」と題した投稿で「癌は粘膜下層まで届いておらず、粘膜固有層まででとどまっていたそうです。結果はステージ0の初期癌でした。従って内視鏡手術により、全て取り切る事ができ、追加の治療も外科的手術も必要ないそうです」と大事に至らなかったことを報告。

「『本当に良かったですね』と先生が仰って下さった時に、ホッとして思わず涙が溢れました」と率直な心境を綴っている。

 度重なる病と戦う堀について「彼女の頑張りは同じ病気で戦っている人たちの励みにもなると思いますよ」と語るのはテレビディレクターだ。「堀さんご自身も『日本中のがん患者に希望を与える』との使命感を持って全力で戦っている。食道がんがステージ0で本当にホッとしました」

 現在、各所から応援の声が寄せられている堀だが、同ディレクターは「応援の声だけなら良いのですが、実は堀さんに関して“ありえない意見”がネット上で拡散しているのが非常に心配なんです」と困惑を隠さない。

 堀に関する“ありえない意見”とは何か。

堀ちえみに対する「仮病」「売名」といった心ないコメント

「『仮病で闘病の様子を演じている』という『仮病説』です。特に『ヤフーニュース』のコメント欄では『そもそも舌癌ステージ4だったというのも信じられない』『テレビに出たいがための売名行為』『昔から何でも大げさにアピールする人』といった心ないコメントが殺到している。正直、こうした意見は腹立たしい限りです」

 さらに「仮病説」拡散の背景として「手術当日の番組出演が土台となったかもしれない」と同ディレクターは続ける。

「おそらく、ネット上で『仮病説』が流布されているのは、2月の手術当日に放送された『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)にゲスト出演したこと。当然、入院前の収録なのですが、彼女が元気そうにテレビに出ていることに違和感を持った視聴者もいたかもしれません。彼女がカメラの前で気丈に振る舞う姿を『仮病』と取り違えたのでしょう。そもそもの話、これだけの知名度を持つ彼女が『売名行為』などする理由もありません」

 また同ディレクターは「ここまで『仮病説』が広がってしまったからには、闘病のマイナスとなるコメントを本人が極力見ないように、いますぐ『ブログ閉鎖』を決断すべきです」と強調する。

 度重なる病魔と戦う堀ちえみ。最善の環境で治療に励んでもらいたい。

(川本みゆき)

Googleニュースで配信中
GEINOUはGoogleニュースに記事を配信しています。フォローしていただくと、ブラウザ版、アプリ版のGoogleニュースから記事がご覧いただけます。