12月18日、ミュージカル「マイ・フェア・レディ」の北海道公演に際して訪れていた札幌市の高層ホテルから転落し、35歳の若さで急逝した神田沙也加さん。
神田正輝、松田聖子の長女として知られ、女優・声優・歌手として多才な活躍を見せた彼女の訃報に悲しみの声が広がっている。
「神田さんの報道を『めざまし8』では一線を引いて終わらせたい」
両親が出席した神田さんの葬儀の模様を報じた同22日放送のフジテレビ「めざまし8」のMC・谷原章介は「今日で神田さんの報道を『めざまし8』では一線を引いて終わらせたいと思います。本当に失礼いたしました」と発言。神田さん当人と遺族に慮る姿勢を見せた。
俳優・前山剛久と結婚を前提として交際
そんななか文春オンラインは「急逝・神田沙也加 直前に5歳下恋人俳優とのトラブル」と題した記事を22日に掲載。その内容に衝撃が広がっている。
神田さんについて「亡くなる直前、交際相手の男性俳優との間にトラブルがあった」と綴った同記事では、彼女が「マイ・フェア・レディ」の共演者でもある俳優・前山剛久と結婚を前提として交際していたことや、前山と交際するなかでトラブルがあったことを指摘。
さらには彼女の親友のコメントとして「沙也加は、前山さんとアイドル・A子さんとの“関係”に深く悩んでいました」とのコメントも紹介している。
翌23日発売の「週刊文春」では「神田沙也加『遺書』5歳下交際俳優と確執、聖子との7年絶縁」と題し、彼女が遺した2通の遺書の内容にも触れたさらに詳細な取材内容が報じられているのだ。
「書く必要があったのでしょうか?」
こうした報道に「果たして書く必要があったのでしょうか?」と疑念を呈するのは生前の彼女と面識のあった音楽関係者だ。
「どのような報道も彼女が亡くなったいまでは単なる憶測でしかありません。記事によって彼女の名誉が損なわれるだけでなく、前山さんや正輝さん、聖子さんが傷つくのは容易に想像できるはず。報道の自由は尊重されるべきですが、スキャンダラスな書き方を踏みとどまる判断も必要なのではと強く感じました」(同関係者)
いま報道のあり方が問われている。
・いのちの電話 相談窓口
「日本いのちの電話」
ナビダイヤル 0570(783)556
午前10時~午後10時
フリーダイヤル 0120(783)556
毎日:午後4時~同9時
毎月10日:午前8時~翌日午前8時