かつてプロサッカー選手を夢見た青年が、今や日本を代表する若手俳優の座を射止めた。竹内涼真の名を知らぬ者は、もはやいないだろう。しかし、彼のキャリアは決して順風満帆ではなかった。サッカー推薦で進学した大学で、夢を断念せざるを得なかった挫折。その空白を埋めたのは、幼い頃から抱いていた「目立ちたい」という純粋な欲求だった。2013年、知人の勧めで応募したファッション誌のオーディションで、彼は約2500人の中から頂点に立つ。これが、すべての始まりである。仮面ライダー役を夢見ていた青年は、デビューからわずか1年でその願いを叶え、主演の座を勝ち取る。『仮面ライダードライブ』での活躍は、彼を一気にスターダムへと押し上げた。だが、彼の本当の実力が発揮されるのは、その後の連続テレビ小説や人気ドラマへの出演だった。

基本プロフィール

フリガナ たけうち りょうま
生年月日 1993年4月26日
出身地 東京都町田市
身長 187cm
血液型 A型
所属事務所 ホリプロ
ジャンル 俳優、モデル

サッカー挫折から仮面ライダーへの疾走

サッカーに全てを捧げた少年が、ある挫折をきっかけに仮面ライダーへの道を駆け上がる。竹内涼真のデビューまでの軌跡は、まさに運命のいたずらと呼ぶにふさわしい。

4歳からボールを追いかけ、高校では名門・東京ヴェルディユースに所属した竹内。プロサッカー選手への夢は確かなものに見えた。しかし、大学進学後、彼を待ち受けていたのは容赦ない現実だった。度重なる怪我が彼の身体を蝕み、「自分はプロにはなれない」という冷徹な結論に至る。一つの夢が閉ざされた瞬間である。

だが、彼の内にはもう一つの顔があった。幼い頃から映画やドラマが好きで、人前に立つことへの憧れを密かに抱いていた目立ちたがり屋の青年だ。サッカーを断念した後、知人の何気ない勧めが彼の人生を大きく変える。応募した女性誌『mina』のモデルオーディションで、彼は約2500人の中から頂点に立った。ここから「竹内涼真」という名の物語が始まるのである。

モデルとしての活動を始めた彼が、心に強く掲げていた目標があった。それは「仮面ライダーになること」だ。その願いは驚くべき速さで実現する。デビュー同年に出演したミニドラマを経て、2014年、ついに『仮面ライダードライブ』の主役に抜擢された。サッカーで培ったチームワークと、挫折から得た貪欲なまでの吸収力が、プロデューサーの目に留まったのだ。ピッチからステージへ。彼の新たな戦いが、ここに幕を開けた。

三条陸も変えた泊進ノ介の熱量

あの爽やかな笑顔の裏に、プロサッカー選手を断念した挫折があった。竹内涼真のブレイクは、単なる幸運の産物ではない。2014年、『仮面ライダードライブ』の主役に抜擢された時、彼はすでに「役者になる」という新たなゴールに全てを賭けていたのだ。

怪我でサッカーの夢を絶たれた元DFは、仮面ライダーという新たなヒーローとなってスクリーンに躍り出る。しかし、特撮ヒーロー役は単なる登竜門ではなかった。変身後の自分を演じるスーツアクターの動きに「自分ではない」と感じた悔しさ。それをバネに、彼はオフの日も現場に足を運び、アクションを貪欲に吸収していった。そのひたむきな姿勢が、三条陸という名脚本家の心をも動かす。当初想定されていた「ひねたクールガイ」から、竹内自身の「根は熱い」キャラクターへと泊進ノ介は変化していったのである。

『ドライブ』で培った熱量は、その後の飛躍の原動力となる。『下町ロケット』では技術者役で重厚な演技を見せ、『陸王』ではランナーとして肉体を酷使した。そして『帝一の國』の大鷹弾役では、コミカルでありながら芯のある演技で映画賞の新人賞を総なめにした。彼の魅力は、明るい外見とは裏腹に、役に没頭するストイックなまでの「こだわり」にある。かつてピッチで戦ったように、今はカメラの前で、一つ一つの役を自分のものにしようと格闘している。その真摯な眼差しが、数々の名作を彼の代表作へと昇華させた理由に違いない。

出演作品

公開・放送開始年 作品名
2026 再会~Silent Truth~
2025 10DANCE
2025 じゃあ、あんたが作ってみろよ
2025 看守の流儀
2024 龍が如く~Beyond the Game~
2024 Believe -君にかける橋-
2024 劇場版 君と世界が終わる日に FINAL
2023 落日
2023 ペルソナの密告 3つの顔をもつ容疑者
2022 アキラとあきら
2022 六本木クラス
2021 鹿の王 ユナと約束の旅
2021 太陽は動かない
2021 君と世界が終わる日に
2020 竹内涼真の撮休
2020 太陽は動かない ―THE ECLIPSE―
2020 テセウスの船
2019 初恋ロスタイム
2019 10日間で運命の恋人をみつける方法
2019 名探偵ピカチュウ
2019 新春ドラマ特別編 下町ロケット
2018 仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER
2018 走れ!T校バスケット部
2018 過保護のカホコ 2018 ラブ&ドリーム
2018 センセイ君主
2018 ブラックペアン
2017 陸王
2017 過保護のカホコ
2017 ラストコップ THE MOVIE
2017 帝一の國

高岩成二とのシンクロに込めた執念

竹内涼真の裏側には、プロサッカー選手を断念した挫折があった。その悔しさが、彼を俳優として飛躍させる原動力となったのだ。

4歳からサッカーを始め、東京ヴェルディユースに所属した本格派。しかし、大学進学後に訪れた怪我が彼の進路を変える。「プロにはなれない」と悟った時、彼は新たな「フィールド」を求めた。そこで選んだのが、幼少期から親しんだ映像の世界だった。2013年、知人の勧めで受けた男性モデルオーディションでグランプリを獲得。ここから「竹内涼真」としての物語が始まる。

デビュー前から仮面ライダー役を熱望していた彼は、2014年、念願の『仮面ライダードライブ』主演に抜擢される。しかし、ここで意外な壁にぶつかった。変身後のライダーを演じるスーツアクター、高岩成二の動きを見て「あれは自分ではない」と強い悔しさを覚えたという。彼は自分の出番がなくても現場に足を運び、高岩のアクションを一日中観察し、ポーズや芝居を逐一質問した。その執念が実ったのは第20話のアフレコだった。高岩の撮影に立ち会わずに収録した声が、画面と見事にシンクロした瞬間、二人の気持ちは一つになった。

この貪欲なまでの吸収力が、後の飛躍を約束する。2017年、『過保護のカホコ』での麦野初役で第94回ザテレビジョンドラマアカデミー賞助演男優賞を受賞。その自然体な演技が大きな話題を呼んだ。さらに2018年には『帝一の國』の大鷹弾役で、第30回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞、第41回日本アカデミー賞新人俳優賞という二つの栄誉を手にした。エランドール賞新人賞も受賞し、その地位を確固たるものにする。

サッカーで培ったチームワークと、挫折から生まれた貪欲な向上心。この二つが、竹内涼真を単なる二枚目俳優ではなく、作品を支える実力派へと変貌させたのである。次に彼がどのような役で驚かせるのか、ファンの期待は尽きない。

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