ダンスで全国2位、マラソンを完走、そして生放送中の災害報道に立ち向かう。鈴江奈々のアナウンサー人生は、常に「挑戦」の連続だった。日本テレビのエグゼクティブアナウンサーとして、そして防災士として、彼女が歩んできた道のりには、華やかなイメージの裏側にある並々ならぬ覚悟が刻まれている。
基本プロフィール
| フリガナ | すずえ なな |
|---|---|
| 出身地 | 神奈川県藤沢市 |
| 身長 | 162cm |
| 血液型 | B型 |
| ジャンル | 報道 |
生い立ち・デビューまでの経緯
隣の席のあの子の一言が、鈴江奈々の人生を変えた。中学入学時、たまたま隣に座った同級生に誘われて入部したダンス部。そこから彼女の情熱は一気に加速する。高校時代には全国大会で2位に入賞し、大学ではダンスサークル「JADE」で踊り続けた。そのリズム感と表現力は、後に51種類もの番組オープニングダンスを生み出す原動力となる。
しかし、彼女のキャリアは順風満帆なアナウンサー街道だけではなかった。幼少期を過ごしたアラスカ、語学研修で訪れたイギリス。異文化に触れた経験が、彼女の視野を広げていた。2008年には北京オリンピック現地キャスターを務め、国際的な舞台でもその実力を発揮する。
だが、本当の転機はニュースの現場で訪れた。生放送中に地震が起きた時、何をどう伝えるべきか――。その悩みが「防災士」の資格取得へとつながり、今や彼女は報道の枠を超えた防災の専門家としての顔も持つ。ダンスで培った表現力と、防災で磨いた冷静な分析力。一見相反する二つの能力が、鈴江奈々というアナウンサーを唯一無二の存在にしているのだ。
ブレイクのきっかけ・代表作
彼女の魅力は、ダンスで磨いた表現力がニュースキャスターの仕事に活かされている点にある。学生時代に全国2位の実績を誇るダンス経験は、『エンパラナイト』で51種類ものオープニングダンスを自ら考案するという型破りな才能として開花した。この「踊れる女子アナ」という個性が、従来のアナウンサー像を刷新し、視聴者の強い印象を残したに違いない。
ブレイクの決定打となったのは、2007年に結成された「go!go!ガールズ」での活躍だろう。葉山エレーヌ、夏目三久とともに、他局の人気トリオと人気を二分する存在となり、一気に知名度を押し上げた。しかし、彼女の真骨頂はその後の転身にある。ニュース番組を担当する中で災害報道の難しさを痛感し、自ら防災士の資格を取得。キャスターとしての責任を行動に移したのだ。
現在は『news every.』の看板キャスターとして安定した地位を築きながら、内閣府や国土交通省の委員としても防災行政に携わる。ダンスで培った柔軟な身体性と、防災士としての確かな知識。一見相反する二つの要素が、鈴江奈々というアナウンサーに唯一無二の深みを与えていると言えるだろう。
出演作品
| 公開・放送開始年 | 作品名 |
|---|---|
| 2010 | news every. |
人物エピソード・逸話
鈴江奈々といえば、防災士としての顔が強いが、彼女のルーツには驚くべきダンスの経歴が隠されている。中学から大学まで10年間、ダンスに没頭し、高校時代には「全国高校創作ダンスコンクール」で全国2位に輝いた実力の持ち主なのだ。
その情熱はアナウンサーになってからも衰えず、担当番組『エンパラナイト』ではなんと51種類ものオープニングダンスを自ら考案していた。芸能界きってのダンサー、モエヤンの池辺愛が大学時代のダンスサークル「JADE」での同期だったというのも頷けるエピソードだろう。
一方で、彼女の天然エピソードも伝説級だ。新入社員研修では、教育係だった先輩・福澤朗の授業中に「目を開けたまま寝ていた」という。後に福澤と共演した際には、この一件が笑いの種になったに違いない。
そんな彼女が真剣に向き合ったのが防災だった。ニュース番組の生放送中に地震が起き、伝え方に悩んだ経験から「防災士」の資格を取得。今では内閣府や国土交通省の委員も務め、災害対策の最前線に立っている。
プライベートでは、憧れの中山美穂に人生で一度だけのファンレターを送ったという意外な一面も。秋の楽しみはサンマの香りと金木犀という、どこか郷愁を誘うエピソードが、彼女の奥深さを物語っている。