「その踊りはどうしたの?」審査員の問いに、12歳の少女はこう答えた。「自分で考えました」。3万人を超える応募者の中から満場一致でグランプリに輝いた瞬間だ。Perfumeに憧れ、歌とダンスを極めてきた清原果耶の才能は、ここから一気に開花する。女優としてのデビュー作『あさが来た』では、プロデューサーをして「この子の女優人生のスタートに立ち会いたい」と言わしめ、瞬く間に若手実力派の地位を確立した。彼女の圧倒的な表現力の源泉は、幼少期から培ってきた「自分で考える」力にある。

基本プロフィール

フリガナ きよはら かや
生年月日 2002年1月30日
出身地 大阪府大阪市
身長 162cm
血液型 B型
所属事務所 アミューズ
ジャンル 女優、ファッションモデル、歌手、ダンサー

生い立ち・デビューまでの経緯

「踊りは全部自分で考えました」。審査会場に響いた12歳の少女の言葉に、どよめきが走った。Perfumeに憧れ、歌とダンスを学んできた清原果耶が、母の好奇心で応募したアミューズの大型オーディションで、3万人以上の頂点に立った瞬間である。その純粋な才能は、審査員に「将来が見える」と言わしめた。

芸能界デビューは華々しかったが、彼女の女優としてのスタートは、あるプロデューサーの「この子の女優人生のスタートに立ち会いたい」という確信から生まれた。2015年、NHK朝ドラ『あさが来た』への抜擢である。デビュー作で二役を演じるという濃密な経験は、彼女の土台を確かなものにした。

その後は、綾瀬はるかや小松菜奈など、そうそうたる女優たちの少女期を演じる「若き日の専門家」としての道を歩み始める。しかし、それは単なる経過点に過ぎなかった。2018年、重いテーマに挑んだ『透明なゆりかご』でテレビドラマ初主演を果たし、一気に実力派の座へと駆け上がるのである。

ブレイクのきっかけ・代表作

清原果耶の名が一気に知れ渡ったのは、たった12歳の時に3万人を超える応募者から満場一致でグランプリを勝ち取った、あの伝説のオーディションだった。Perfumeに憧れ、自ら振り付けを考えて歌い踊った姿は、審査員に「将来が見える」と言わしめた。その言葉は、まさに予言となった。

女優としてのスタートを切ったのは、NHK連続テレビ小説『あさが来た』への抜擢である。別の役のオーディションでプロデューサーの目に留まり、「この子の女優人生のスタートに立ち会いたい」という熱い思いからメインキャストの座を与えられた。デビュー作で二役を演じるという濃密な経験は、彼女の礎となったに違いない。

その後も『精霊の守り人』で綾瀬はるかの少女期を演じるなど、実力派女優の“過去”を体現する役柄を次々とこなし、その表現力の幅を広げていく。2018年、重いテーマに挑んだ『透明なゆりかご』でテレビドラマ初主演を果たし、一気に演技派としての地位を確立した。2019年にはオリコンのブレイク女優ランキングで堂々の1位に輝く。

そして、彼女のキャリアを決定づけたのは、2021年の朝ドラ『おかえりモネ』への主演だろう。オーディションなしでの起用は異例であり、21世紀生まれ初のヒロインとして、その清新な魅力を全国に届けた。同じ年、映画『護られなかった者たちへ』での演技が高く評価され、日本アカデミー賞をはじめとする多数の助演女優賞を受賞。若手女優の筆頭としての地位を揺るぎないものにしている。

モデルとしても雑誌『nicola』の専属を務め、東京ガールズコレクションに出演するなど、その可憐なルックスと表現力は多岐にわたって評価されている。清原果耶の魅力は、幼少期から培った歌とダンスの表現力が演技の根底に流れていることだ。彼女の演じるキャラクターには、どこか音楽的なリズムと、芯の通った強さが感じられる。

出演作品

公開・放送開始年 作品名
2025 イクサガミ
2025 LA PANTHÈRE DE CARTIER
2025 初恋DOGs
2025 片思い世界
2025 俺の話は長い ~2025・春~
2024 マイダイアリー
2024 碁盤斬り
2024 青春18x2 君へと続く道
2023 ジャンヌ・ダルク
2023 1秒先の彼
2022 invert 城塚翡翠 倒叙集
2022 線は、僕を描く
2022 霊媒探偵・城塚翡翠
2022 宇宙でいちばんあかるい屋根
2022 ファイトソング
2021 第72回NHK紅白歌合戦
2021 護られなかった者たちへ
2021 夏への扉 ―キミのいる未来へ―
2021 おかえりモネ
2021 砕け散るところを見せてあげる
2021 まともじゃないのは君も一緒
2021 花束みたいな恋をした
2020 ジョゼと虎と魚たち
2020 望み
2019 TAKAYUKI YAMADA DOCUMENTARY「No Pain, No Gain」
2019 俺の話は長い
2019 マンゴーの樹の下で〜ルソン島、戦火の約束〜
2019 螢草 菜々の剣
2019 ポイズンドーター・ホーリーマザー
2019 いちごの唄

人物エピソード・逸話

清原果耶の名を一躍知らしめたのは、あの3万人を超えるオーディションでの鮮烈なデビューだった。しかし、彼女の芸能界への扉を開いたのは、実は母親の「好奇心」だったという事実はあまり知られていない。Perfumeに憧れる一家で育ち、母がアミューズのオーディションに「ちょっと面白そうだから」と応募したのが全ての始まり。12歳の少女が「Good Time」を英語で歌い、審査員を驚かせた「自分で考えた」ダンスを披露した時、会場はどよめきに包まれた。その原石の輝きは、満場一致のグランプリという形で認められることになる。

女優としてのスタートは、NHK連続テレビ小説『あさが来た』でのふゆ役。驚くべきは、彼女が別の役のオーディションを受けていた際にプロデューサーの目に留まり、「この子の女優人生のスタートに立ち会いたい」という思いから、メインキャストの一人へと抜擢された経緯だ。デビュー作で二役を演じるという幸運と才能の片鱗を早くも見せつけた。

そして2018年、NHK『透明なゆりかご』でテレビドラマ初主演を果たす。重いテーマに真正面から向き合ったその演技は、東京ドラマアウォード2019主演女優賞など、数々の栄誉に輝いた。さらに2021年には『護られなかった者たちへ』での演技が高く評価され、第45回日本アカデミー賞をはじめとする主要映画賞で助演女優賞を総なめにする快挙を成し遂げる。10代のうちから確かな演技力で賞レースの常連となったのである。

しかし、彼女の挑戦はここで終わらない。2023年、舞台『ジャンヌ・ダルク』で舞台初出演にして初主演を務め、見事第31回読売演劇大賞・杉村春子賞を受賞した。映像の世界で培った表現力が、舞台というまったく異なる領域でも通用することを証明してみせたのだ。

モデルとしても『nicola』専属を務め、東京ガールズコレクションに出演するなど、その活動は多岐にわたる。Perfumeに憧れた少女は、歌い、踊り、演じ、歩む道ごとに確かな足跡を刻み続けている。21世紀生まれ初の朝ドラ主演を務めたその先に、どんな未来が待っているのか。清原果耶という才能の行方は、これからも多くの視線を集めるに違いない。

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