72歳のベテランタレント・せんだみつおの「無自覚発言」が波紋を呼んでいる。
「熱があってだるかったら自粛しますよ。それまでは絶対自粛しません」
3月27日放送のフジテレビ系「直撃LIVE グッディ!」にVTR出演したせんだは、外出自粛が求められる現状について聞かれ「用事があったら出かけます。寄り合いにも行きます。公園も散歩します」と断言。
さらには「自粛してくれって何を自粛するんですか?」「熱があってだるかったら自粛しますよ。それまでは絶対自粛しません」と言い放ったのだ。
「感染爆発の重大局面」と目されるなか、同25日に小池百合子都知事が会見で語った「外出自粛要請」直後のせんだの発言。
その背景になにがあったのか。
「せんだの『絶対自粛しない』発言は『本心半分、商売の思惑が半分』では」
「せんださんとしては『本心半分、商売の思惑が半分』といったところではないでしょうか」と指摘するのは大手芸能事務所マネージャーだ。
「今回の『グッディ!』で放送されたインタビューに対し、ネット上で『老害』と厳しい声が上がっているように、実際のところ、せんださんは良くも悪くも“団塊世代らしいメンタリティ”の持ち主。ただ今回の発言はそれだけではなく、彼の『苦境』が少なからず影響しているように思えるんです」
「『どうにかして目立ってやろう』との意図を感じる」
せんだの苦境とは――
「近年、売れっ子時代と比べて仕事が激減しているため、貯金の目減りに頭を悩ませているんです。ウチの事務所の若手芸人に対しても『オイシイ仕事があったら振ってくれよ』と相談しているほど。こうした背景があるだけに猛批判を浴びた『絶対自粛しない』発言にも『どうにかして目立ってやろう』との意図を感じてしまいます」(同マネージャー)
目立ちたいでは済まされない最悪のタイミングでの発言となってしまった。
(大倉さとみ)