昭和のお茶の間を盛り上げた「ザ・ドリフターズ」のメンバー・仲本工事さんが亡くなった。
仲本工事さんが急性硬膜下血腫のため死去
10月19日、仲本さんの所属事務所であるイザワオフィスが「【10/19】弊社所属タレント 仲本工事 に関するご報告」と題した文章を掲載。「弊社所属タレント 仲本工事(本名=仲本興喜) が、令和4年10月19日22時22分、急性硬膜下血腫のため、満81歳で死去いたしました」と伝えた。
仲本さんは同18日午前9時すぎ、神奈川県横浜市西区の交差点を通行中にワゴン車に接触。頭部を強打し意識のない状態だったという。
日本中に悲しみの声が広がるなか、注目されているのが「事件直前の動向」だ。
週刊新潮が「仲本工事を虐げる27歳下『モンスター妻』」と報道
仲本さんと交流のあった芸能関係者が語る。
「10月13日発売の『週刊新潮』(2022年10/20号)が『ドリフ「仲本工事」を虐げる27歳下「モンスター妻』との記事を掲載したんです。その内容は仲本さんが2012年に再婚した妻で演歌歌手の純歌さんに虐げられているというもので、記事には『「ゴミ屋敷」に夫放置で「監視カメラ」の「老人虐待」』『「犬・猫」も置き去り・皮膚病の「ペット虐待」』といった衝撃的な見出しが並んでいました」
この報道を受け、仲本さん本人にも動きが。
同15日に自らのツイッターに「皆様ご心配お掛けしてます。ゴミ屋敷に住んでると書かれておりますが、ゴミ屋敷に住んでませんので心配なく」「私は毎日明るく楽しく生きております。心配してくれてありがとうございます。毎晩ぐっすり寝ておりまーす」と投稿したのだ。
報道を否定するツイートをスタッフが削除
「仲本さん本人が報道を否定する投稿をしたことで、安堵の声が多数リプライで寄せられたのですが、すぐに削除され『本人の意思とは異なる第三者からの投稿があったため削除しました。staff』とツイートされました」(同関係者)
生前最後のツイートとなってしまったスタッフ名義での投稿。まだツイート削除の事情は明らかになっていないが、同関係者は「こうした流れでの仲本さんの死去が、遺族への誹謗中傷に繋がってしまっている」と指摘する。
「『遺産目当て』『仕組まれた事故』との誹謗中傷も」
「新潮の『ゴミ屋敷報道』に加え、理由が判然としないツイート削除によって、ネット上では妻の純歌さんを避難する声が相次いでいるんです。彼女のツイッターには『まぁアンタは遺産目当てだろうから』といった言語道断のリプライが寄せられていて、仲本さんが遭った交通事故を『仕組まれた事故』と断定する陰謀論じみた書き込みも散見されます。今後、純歌さんや関係者への『心無い責任追及』がエスカレートしないことを切に願います」(同関係者)
「8時だョ!全員集合」(TBS系)での体操コントで人気を集めた仲本さん。ともにドリフで一時代を築いたいかりや長介さん、志村けんさんの元に旅立った。
(大倉さとみ)