ハンク・アーロン死去「コロナワクチン接種」ツイートに追悼コメント殺到
アトランタ・ブレーブス公式ツイッター

 アトランタ・ブレーブスなどでプレーし、メジャーリーグ通算755本の本塁打、2297打点、打率・305の突出した記録を持ち1982年に殿堂入りしたハンク・アーロン氏が日本時間23日に死去した。86歳。

 USA TODAYは「脳卒中を患った後、金曜日の朝(現地時間)に亡くなった」と報じている。

1月6日にコロナワクチン摂取を報告したばかり

 アーロン氏は1月6日、自身のツイッターでコロナワクチンの接種を報告。「私は今日、モアハウス大学医学部でCOVID-19ワクチンを接種できたことを誇りに思う。みなさんも同じように受けられることを望みます!」と元気な様子でツイートしていた。

 突然の訃報を受け、このツイートにアーロン氏を惜しむコメントが殺到。20世紀を代表する名プレイヤーの死去に悲しみの声が広がっている。

【画像】コロナワクチンを病院で接種するハンク・アーロン

自身の本塁打記録を抜いた王貞治に「フラミンゴの剥製」を贈り祝福

 1934年生まれのアーロン氏は17歳でアフリカ系米国人を中心に結成されたニグロリーグでプロのキャリアをスタート。プロ3年目の1956年に首位打者を獲得し頭角を現した。1976年に引退。

 1977年、自身の持つ本塁打世界記録を巨人の王貞治が抜いた際には、王に「フラミンゴの剥製」を贈り祝福。フェアプレー精神の持ち主として尊敬を集めていた。

(中村シュン)

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