全国大会で涙を呑んだゴルフ少女が、たった一度のオーディションで運命を変えた。長崎から上京し、わずか数年で「女優登竜門」の称号を次々と手中に収める茅島みずき。その圧倒的なスピードは、彼女の内に秘めたる闘志の表れに違いない。

基本プロフィール

フリガナ かやしま みずき
生年月日 2004年7月6日
出身地 長崎県
身長 170cm
血液型 A型
所属事務所 アミューズ
ジャンル 俳優・モデル・歌手

挫折のゴルフ少女が掴んだオーディショングランプリ

全国大会で思うような結果が出せず、ゴルフクラブを握る手に力が入らなかった12歳の少女がいた。プロを目指してきた道が、突然、霧に包まれたかのように見えなくなった瞬間である。その途方に暮れた娘に、母親がそっと差し出したのは、たった一枚のオーディションの案内だった。これが、茅島みずきという才能が、コースからステージへと運命を変えるきっかけとなる。

長崎の地で、三千人を超える少女たちがしのぎを削ったアミューズのオーディション。その圧倒的な倍率の中、かつてゴルフで鍛えた集中力と、負けず嫌いな心臓が、彼女をグランプリへと押し上げた。プロゴルファーという夢はひとまず棚上げされ、代わりに目の前に広がったのは、カメラのフラッシュと、未知なる役の台本の山だった。

デビューは、19年春の東京ガールズコレクション。ランウェイを歩くその足取りは、まだどこか硬さを残していたかもしれない。しかし、そのわずか数週間後、彼女は全国にその顔を知られることになる。ネクストブレイク女優の登竜門と言われる、あの清涼飲料水のCMに起用されたのだ。スポーツで培った清々しいオーラが、画面越しに鮮烈な印象を残した。

そして、その夏。BS日テレのドラマでヒロインの座を射止める。ここからが、本当のスタートだった。ゴルフで目指した頂点とは全く異なる、演技という名の深い海に、彼女は飛び込んだのである。

ポカリスエットCMから連ドラ初主演への疾走

プロゴルフを目指していた少女が、たった一度のオーディションで3000人を蹴落とす。茅島みずきの芸能界デビューは、挫折が生んだ奇跡の幕開けだった。

小学6年生、ゴルフの全国大会で思うような結果が出せず落ち込んでいた彼女に、母が勧めたのがアミューズのオーディション。その一歩が、3224名の中からのグランプリ獲得へとつながる。7歳から積み上げてきたスポーツ選手としての鍛錬は、集中力と負けず嫌いの精神を彼女の核に刻んだ。その強さが、初々しさだけではない深みを彼女の表現に与えているのだ。

ブレイクの契機は、デビュー同年に起用された「ポカリスエット」CMと、BS日テレ『恋の病と野郎組』でのヒロイン役だろう。清新なイメージと確かな存在感が一気に注目を集めた。その後も「Seventeen」専属モデル、高校サッカー応援マネージャー、『ゼクシィ』CMガールと、若い女性の憧れを体現する役割を次々に射止める。しかし彼女の真骨頂は、可憐なイメージを内側から揺さぶる役柄への挑戦にある。

2022年、『卒業式に、神谷詩子がいない』で連続ドラマ初主演を果たす。不可解な失踪を遂げた女子高生を演じ、その透明感の中に潜む影を見事に表現した。そして2026年には、谷崎潤一郎原作の舞台『春琴抄』で主演。盲目の三味線の師匠という難役に挑み、その演技力の幅を劇場で証明してみせた。モデルとしての華やかさと、女優としての貪欲な役作り。二つの顔が、茅島みずきという才能を唯一無二のものにしている。

出演作品

公開・放送開始年 作品名
2026 森 英恵 Butterfly beyond
2025 スキャンダルイブ
2025 てっぺんの向こうにあなたがいる
2025 エリカ
2025 霧尾ファンクラブ
2025 山田くんとLv999の恋をする
2025 サンセット・サンライズ
2024 【推しの子】-The Final Act-
2024 【推しの子】
2024 素晴らしき哉、先生!
2024 あの子の子ども
2023 最高の教師 1年後、私は生徒に■された
2023 交換ウソ日記
2023 スパイスより愛を込めて。
2023 対ありでした。~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~
2022 早朝始発の殺風景
2022 サバカン SABAKAN
2022 教祖のムスメ
2022 明日、私は誰かのカノジョ
2022 女子高生に殺されたい
2022 君の足音に恋をした
2022 卒業式に、神谷詩子がいない
2022 ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○
2021 SUPER RICH
2021 SUPER RICH
2021 藍に響け
2021 おかえりモネ
2021 よるのブランチ
2021 ここは今から倫理です。
2020 メンズ校

負けず嫌いの根性はゴルフで培われた

ゴルフでプロを目指していた少女が、たった一度のオーディションで芸能界の頂点を目指すことになる――。茅島みずきのデビューは、まさに運命のいたずらと言えるだろう。

小学6年生の時、全国大会で思うような結果を出せず落ち込んでいた彼女に、母親が勧めたのがアミューズのオーディションだった。ゴルフ一筋で過ごしてきた彼女にとって、芸能界は未知の世界。それでも、3224人という膨大な応募者の中からグランプリを勝ち取ったのだから、その才能は紛れもない本物だった。

デビュー後は、「ポカリスエット」CMや『Seventeen』専属モデルなど、若手女優の登竜門と呼ばれる役割を次々と射止める。2022年には『卒業式に、神谷詩子がいない』で連続ドラマ初主演を果たし、その存在感をさらに高めた。2023年には『ゼクシィ』の14代目CMガールに起用され、まさに“次世代の顔”としての地位を確固たるものにしている。

意外なのは、彼女のルーツがスポーツにあることだ。7歳からゴルフを始め、ベストスコア70という実力は、今でも特技として輝いている。負けず嫌いを自認する性格も、競技者時代に培われたものだろう。座右の銘が「報われるまで努力する」というのも、納得がいく。

2025年には主演ドラマ『霧尾ファンクラブ』の主題歌でアーティストデビューを果たし、2026年には新国立劇場で『春琴抄』の主演に抜擢されるなど、その活躍の場は演技の域を超えて広がり続けている。ゴルフコースからステージへ――茅島みずきの上昇気流は、まだまだ止まりそうにない。

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