彼女の名は、飯豊まりえだ。14歳でファッション誌の表紙を飾り、今や女優としても不動の地位を築いた。しかし、その華やかなキャリアの裏には、800人の応募者の中からグランプリを勝ち取った少女の、並々ならぬ覚悟があった。

基本プロフィール

フリガナ いいとよ まりえ
生年月日 1998年1月5日
出身地 千葉県千葉市
身長 167cm
血液型 B型
所属事務所 エイベックス・マネジメント・エージェンシー
ジャンル ファッションモデル・女優

生い立ち・デビューまでの経緯

10歳の少女が、800人の応募者の中からグランプリを勝ち取った。その日から、飯豊まりえの物語は始まったのだ。2008年、まだ「万理江」という本名で活動していた彼女は、『ニコ☆プチ』の表紙を飾り、ファッション誌モデルとして華々しいスタートを切る。しかし、彼女の目指す場所は、誌面の上だけではなかった。

モデルとしての地位を確立しながらも、彼女は常に「演じる」ことへの渇望を抱えていた。2012年、『世にも奇妙な物語』での女優デビューは、その内なる衝動が形になった瞬間である。そして特撮番組『獣電戦隊キョウリュウジャー』へのレギュラー出演は、彼女が「飯豊まりえ」として、女優としての新たな一面を世間に知らしめる契機となった。

モデルと女優、二つの顔を併せ持ちながら、彼女は確実にキャリアの幅を広げていく。雑誌の表紙を飾る美貌と、カメラの前で役に没頭する真摯な眼差し。この二つが交差するところに、現在の飯豊まりえの礎が築かれたのである。

ブレイクのきっかけ・代表作

あの透明感と芯の強さを併せ持つ存在感。飯豊まりえのブレイクの決定的な瞬間は、2016年の月9『好きな人がいること』への出演にあったと言えるだろう。しかし、その道筋は決して平坦ではなかった。10代の頃からファッション誌の専属モデルとしてキャリアを積み、『獣電戦隊キョウリュウジャー』での特撮ヒロイン役など、様々な経験を重ねてきた。その蓄積が、月9という大舞台で一気に開花したのだ。

女優としての真骨頂を見せたのは、初の単独主演映画『シライサン』(2019年)や、『岸辺露伴は動かない』シリーズでの編集者・泉京香役だろう。特に京香役では、奇才・岸辺露伴(高橋一生)と渡り合う冷静沈着さと、時に見せる人間味を絶妙に演じ分け、作品世界に不可欠な存在感を放った。これは単なる相棒役を超え、彼女の演技の幅の広さを証明する役柄となった。

モデルとしての洗練された美しさと、女優としての深みのある表現力。この二つを自在に行き来できる稀有な才能が、飯豊まりえの最大の魅力である。雑誌『Oggi』の専属モデルとしても長く愛され、公私に渡る高橋一生との結婚も、彼女の芯の通った生き方を物語っている。今や彼女は、次世代を代表するマルチタレントとして、さらなる飛躍を続けているのだ。

出演作品

公開・放送開始年 作品名
2025 シバのおきて~われら犬バカ編集部~
2025 岸辺露伴は動かない 懺悔室
2024 ハムレットQ1
2024 王様戦隊キングオージャーVSキョウリュウジャー
2024 万博の太陽
2023 あれからどうした
2023 何曜日に生まれたの
2023 映画 ブラッククローバー 魔法帝の剣
2023 岸辺露伴 ルーヴルへ行く
2022 夏へのトンネル、さよならの出口
2022 オクトー ~感情捜査官 心野朱梨~
2022 オクトー ~感情捜査官 心野朱梨~
2022 恋なんて、本気でやってどうするの?
2022 ヒル
2021 Real Folder
2021 くれなずめ
2021 ひねくれ女のボッチ飯
2021 君と世界が終わる日に
2020 岸辺露伴は動かない
2020 そのご縁、お届けします ―メルカリであったほんとの話―
2020 怖い絵本
2020 あのコの夢を見たんです。
2020 柳生一族の陰謀
2020 僕だけが17歳の世界で
2020 シライサン
2019 夏の夜空と秋の夕日と冬の朝と春の風
2019 惡の華
2019 いなくなれ、群青
2019 サイン-法医学者 柚木貴志の事件-
2019 白い巨塔

人物エピソード・逸話

あの透明感は、実は「歌」から始まっていた。飯豊まりえのキャリアの原点は、10歳の時に参加したalanのバックコーラスにある。あの透き通る歌声が、後に女優としての表現力の礎となったことは間違いないだろう。

モデルとしてのキャリアは、小学6年生でグランプリを獲得したオーディションから始まる。『ニコ☆プチ』から『Seventeen』、そして『Oggi』へと、世代を超えて愛される女性像を体現してきた。しかし、彼女の真骨頂は、その可憐なルックスとは裏腹の、貪欲なまでの役者魂だ。特撮番組『獣電戦隊キョウリュウジャー』での悪役デビューは、まさに型破りな選択であった。ヒロイン路線を歩むと思われた矢先の、あえての「悪役」起用。このチャレンジ精神が、後の幅広い役柄を可能にしたのだ。

2017年、第4回「ドラマ甲子園」受賞作『青い鳥なんて』で主演を務め、その演技力に早くも評価が集まる。そして2019年には、NHKの第42回創作ドラマ大賞受賞作『週休4日でお願いします』に出演。着実にキャリアを重ね、2023年にはプライム帯連続ドラマで初主演を果たすに至る。

知られざる一面は、高校時代の交友関係にある。玉城ティナとは同級生で、卒業後の共演を誓い合った仲。その約束は『暗黒女子』でのW主演で見事に実現した。また、幼馴染であり友人である横浜流星とのエピソードも、ファンならずとも興味をそそられる話だろう。モデル、女優、そして一人の女性として、常に進化を続ける飯豊まりえのこれからからは、まだ目が離せない。

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