綾瀬はるかや土屋太鳳ら人気芸能人の偽サインを入れた衣類やバッグを販売したとして脚本家の旭井寧(室田憲昭)が逮捕された。
中古品買い取り業者に対し、自らが脚本家として掲載された名鑑を見せることで「芸能界人脈」を信用させ、今年4月までにサイン入り衣装やバッグなど約980品を合計1500万円程度で買い取らせていたという旭井。
かつて井筒和幸監督の映画「宇宙の法則」や織田裕二主演の人気ドラマ「正義は勝つ」(フジテレビ系)で脚本を担当した経歴を持つ有名脚本家の逮捕に芸能界に衝撃が走っている。
「4歳から子役として活動していたバリバリの芸能人」
芸能事務所のマネージャーが証言する。「旭井さんは脚本家になる遥か以前の4歳から子役として活動していたバリバリの芸能人。室田日出男、深作欣二、北島三郎ら、芸能界のレジェンドに可愛がられていたこともあり、“ムロケンさん”の呼び名で業界内では知られた存在でした」
買い取り業者が信用してしまうのも仕方のない華麗な芸能人生だが、同マネージャーは「近年はカネに困っていたようです」と指摘する。
「彼のブログによると、6年前に深作、菅原、梅宮辰夫、千葉真一のサインが記された室田日出男から譲り受けたという本をオークションに出品しています。こうした事件を起こした後だと『果たしてそのサイン本が本物だったのか』も怪しくなってきますが、いずれにしても急いでカネを作る必要があったことが分かります」
有名脚本家に何があったのか――
(川本みゆき)