総額1億円を使った「100万円プレゼント企画」など、今年に入りツイッターで話題を振りまいてきたゾゾタウンの前澤友作社長。フォローとリツイートを「100万円プレゼント」の条件にしていたこともありフォロワー数も急上昇。徐々に減少しているものの一時は600万人に達していた。
そんな前澤社長は2月7日14時15分に「本業に集中します。チャレンジは続きます。必ず結果を出します。しばらくツイッターはお休みさせてください」とツイート。突如、ツイッターの休止を発表した。今回の発表を受けて株式市場は好感。ゾゾタウンの株価は1600円台から1800円台まで急上昇している(7日15時45分現在)。
前澤社長のツイッターには「気付くのが遅い」「もっと早く本業に集中しろ」といったコメントが寄せられているが、なぜいまになって「ツイッター休止」を決断したのか。ITライターが解説する。
「休止の決定打となったのが6日に投稿したアンケート機能を活用したツイートでしょう。『はい』か『いいえか』を問うアンケートで『どうせ少し時間がたてばセールになるので、洋服を定価で買うのは馬鹿らしいと思う』『いまお店で約1万円くらいで売られている洋服の原価がだいたい2000〜3000円くらいだということを、皆さんはご存知ですか?』といった設問が用意されたのですが、ゾゾタウンに出店しているメーカーにとって不快に思わないわけがない。メーカー側から『いい加減にしろ』というクレームが殺到したことでツイッター休止に追い込まれたのでしょう」
果たして、ツイッター再開はあるのだろうか――
(中村シュン)