女性の人権を軽視?Nintendo Switch向け「マッサージフリークス」が発売延期に

8月4日に発売予定だったNintendo Switch向けリズムゲーム「マッサージフリークス」の発売が無期延期となった。

 同ゲームはリズムゲームのテイストを導入した「マッサージゲーム」。祖父からマッサージ店を受け継いだ主人公が、悩みを抱える女性客たちをマッサージすることで好感度をアップさせ、彼女たちと親密になっていく内容だ。

キャラクター名が日向坂46のメンバーと類似

 登場する女性キャラクターの名前が日向坂46のメンバーと類似していることが指摘されていた「マッサージフリークス」。7月18日にはキャラクター名の変更を発表していた。

 開発元のqureateは7月22日に「関係各所と協議した結果、発売を延期とさせていただくこととなりました」と発表。「弊社の業務妨害につながる虚偽の風説の流布、悪質とみなされるSNSへの投稿、拡散等な関しましては法的処置を進めております」という。

「『女性の人権を軽視している』との批判が噴出」

 なぜ、発売延期の事態に発展したのか。

「日向坂46の問題は名称変更で解決したのですが、この件で注目を集めたことによってセクシー要素の強いゲーム内容について『女性の人権を軽視している』『性犯罪を助長する』といった批判がSNS上で噴出。『Nintendo Switch』を発売する任天堂へも抗議が寄せられる事態となっていました。一方、CERO:D(17才以上対象)にレーティングされていることから『しっかりとゾーニングされていて問題視する必要はない』とする意見も根強くある。表現の自由を巡る議論が加熱しそうです」(ゲーム誌編集者)

 今後の展開を見守りたい。

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