参院選での議席獲得以降、連日大きな注目を集めているNHKから国民を守る党(N国)の立花孝志党首。
TOKYO MX「5時に夢中!」の番組内でN国を「気持ち悪い人たち」と批判したマツコ・デラックスに対する抗議をはじめ、爆笑問題・太田光との激しい応酬、高須クリニック・高須克弥院長との公開討論など芸能界にも多大なインパクトを与えている。
立花氏とホリエモンの「コラボ動画」が合計300万再生オーバー
そんな立花氏とホリエモンこと堀江貴文氏の「コラボ動画」がYouTubeで爆発的な再生回数を記録している。
9月16日、堀江氏が自身のチャンネルで「立花孝志と堀江貴文が初対談!立花党首の過去に迫る…!【Part1】」と題した動画をアップ。公開から間もなく急上昇ランクトップとなり、177万回再生(9月21日現在、以下同)を記録した。
翌17日にも堀江氏は「立花孝志が目指すのは政界の秋元康!?N国党の戦略を徹底解剖!【Part2】」なる動画を公開。第一弾と同様にアクセスを集め、75万再生を越えている。
さらに動画「お金をかけずに選挙に勝つ!?ホリエモンの再出馬はあるの??【Part3】」を18日に公開した堀江氏。60万再生に迫り、この動画も急上昇ランクに入っている。
「立花氏にとってこれ以上ない収穫になったのでは」
いずれも高評価がほとんどで視聴者の心を掴んでいる「立花ホリエモン対談」だが、今回のコラボについて週刊誌デスクは「支持層を拡大したい立花氏にとってこれ以上ない収穫になったのでは」と指摘する。
「これまでマツコ・デラックスに対する『出待ち抗議』や二瓶文徳中央区議への脅迫容疑で被疑者となったことで、世間のほとんどは立花氏を『おっかない人』であり『いかがわしい存在』だとイメージしていたはず。江川紹子氏や舛添要一氏ら知識人が『N国を面白がる報道』に異議を唱え、実際にテレビは黙殺のスタンスを貫くようになっている。
「『ホリエモンと対等に建設的な意見を話し合える』という点をアピールできた」
そんななか『ホリエモンと対等に建設的な意見を話し合える』という点をアピールできたのは立花氏にとって非常に大きな収穫です。『いかがわしさ払拭』の足がかりになり得るだけでなく、ホリエモンのファンのなかでも立花氏支持に傾く人は相当数いると思いますよ。もっともN国の手法と政策について入念な検証と議論が必要であることに変わりはありませんが」
パフォーマンスで注目を集めてきた一方、根強いポピュリズム批判にさらされているN国・立花党首。ホリエモンとの対談で潮目は変わるか。
(笹川徹)