5月18日、新潟市内のNGT48劇場で卒業公演を行い、菅原りこ、長谷川玲奈とともにNGT48を卒業した山口真帆。昨年12月に自宅で男2人に待ち伏せされた暴行事件から5ヶ月を経ての卒業となった。
犯人の男たちに対し、他のNGTメンバーが「襲撃をそそのかしたのでは」との疑惑が根強く囁かれている同事件。
山口の卒業をもってしても騒動は終結せず、同20日にはメンバーである荻野由佳に危害を加える旨記したファックスを報道機関に送ったとして京都府城陽市に住む24歳の男が逮捕される事態に発展。
事件を告発した山口に対する不服もNGTメンバー間で募っている。先月までチームN3のキャプテンを務めていた加藤美南が、山口のニュースを報じるテレビ画面とともに「せっかくネイルしているのに チャンネル変えてほしい」と記してインスタグラムに投稿したとして、同21日に研究生に降格される処分を受けた。
NGT48を巡る状況が混迷を極めるなか、一体どのような展望があるのか。
「運営は『解散回避』に向けて、スポンサーとメディアへの根回しに奔走していますが、まったく光明が見えてこないのが現状です」と語るのはAKBグループの内情に詳しい週刊誌記者だ。
「結局のところ、山口の事件発生後、彼女の被害を軽視し対応を後手後手に回してきたツケを運営が回収できていない状態。グループの存続を願うファンも多数いるものの、それ以上に『山口の事件を本気で解明しない運営』への不信感のほうが世間全体で上回っているんです」
「マネジメントのしっかりしている大手事務所に入ったほうがいい」
NGT48の存続が危ぶまれる一方、山口を巡る現状について「いくつかの事務所が彼女の獲得に名乗りを上げている。遠からず、本人の意向が固まり次第『新事務所』が発表されるはずです」と同記者は明かす。
「今後一切、NGTのイザコザに巻き込まれないように、周囲でも『マネジメントのしっかりしている大手事務所に入ったほうがいい』との見方が強い。そうしたなか、彼女を高く評価しているといわれ『新事務所の最有力候補』として浮上しているのが、米倉涼子や上戸彩らが所属するオスカーなんです」
今年4月にTBSを退社した宇垣美里アナウンサーが加入したことでも話題となったオスカー。同記者は「彼女が活動に意欲を示しているモデルの事務所としてもオスカーなら申し分ない。まだ他事務所と比べている段階だと思いますが、彼女の『オスカー入り』は存分にあり得る話ですよ」と断言するのだ。
もっとも最終的に判断するのは山口自身。再スタートを切る彼女の成功を心から祈りたい。
(川本みゆき)