5月5日、琉球新報の記事「『不登校は不幸じゃない』10歳のユーチューバー 沖縄から世界に発信『ハイサイまいど!』」がYahoo!ニュースに転載されたことから、一躍話題の人となった「少年革命家 ゆたぼん」こと10歳のユーチューバー・中村逞珂(なかむら ゆたか)さん。
小学3年生の時、「担任の命令に従う周囲の同級生が“ロボット”に見えた」ことをきっかけに不登校を決意し、YouTubeで「不登校は不幸じゃない」とのメッセージを発信し続けているゆたぼんに対し、ネット上では賛否両論入り乱れている。
茂木健一郎氏や坪田信貴氏らがゆたぼんの活動を好意的に受け取る一方で、高須クリニックの高須克弥院長は「試験もなんにもないお化けの世界で遊んでいると常識知らずになります」とピシャリ。
本サイトでも「『少年革命家ゆたぼん』 高須院長の『手厳しい指摘』の真意とは」として取り上げた。
同9日にはメジャーリーガーのダルビッシュ有選手が自身のツイッターで「自分の好きなように生きればいいよね。責任も取れないのに他人の人生に口挟まなくていいと思うわ」と擁護したことでさらに注目を集めるゆたぼんだが――
「『不登校を肯定する』かどうかといった“言動の良し悪し”とは別に『根本的な問題』で活動停止せざるを得なくなる可能性が高いですね」とはITライターだ。
「YouTubeは13歳未満の利用を認めていない」
根本的な問題とは何なのか。
「そもそもYouTubeでは10歳の少年による利用を認めていないんですよ。規約には『本サービスは13歳未満の子供による利用を意図していません。あなたが13歳未満の場合、YouTubeウェブサイトを利用しないで下さい』と書いてあります。そうしたことから今後、ゆたぼんは13歳になるまで“ユーチューバーとしては”活動を休止せざるを得ないのではないかかと見られています」
ゆたぼんの今後を注視したい。
(中村シュン)