豊田利晃監督「二度目の逮捕」で注目される「窪塚洋介の証言」
出典:YOSUKE KUBOZUKA(@yosuke_kubozuka) Instagram

 4月18日、拳銃1丁を所持したとして銃刀法違反容疑で逮捕された映画監督の豊田利晃容疑者。「ポルノスター」「空中庭園」「泣き虫しょったんの奇跡」「クローズEXPLODE」などの監督で知られる豊田容疑者は、ピースの又吉直樹原作で2017年公開の映画「火花」の脚本を板尾創路とともに担当。名実ともに実力派監督として活躍していた。

 そんな豊田容疑者の逮捕は今回で2回目。小泉今日子が主演した映画「空中庭園」の公開を2ヶ月後に控えた2005年8月に覚せい剤取締法違反で逮捕され、公開が危ぶまれたという経緯がある。

 今回、別の薬物関連の事件で、静岡県警と厚労省麻薬取締部が家宅捜索したところ、自宅から拳銃が発見されたという豊田容疑者。銃刀法違反より先に薬物関連の疑惑がかけられていたことも判明した。

 豊田容疑者について芸能関係者は「以前からアウトローなキャラクターで知られていましたが、まさか拳銃を持っているとは知りませんでした」と驚きを隠さない。

 さらに「いやおうなく俳優の窪塚洋介の証言に注目が集まるに違いありません」と続ける。

「窪塚洋介なら豊田監督が拳銃所持に至った背景に気付いている可能性も」

「窪塚は今年5月劇場公開の豊田監督のドキュメント映画『PLANETIST』に出演していたほか、2016年には豊田さんが演出した舞台『怪獣の教え』でも主演を務めていて、監督とは公私ともに深い付き合いで知られているんです。近い距離にある窪塚なら豊田監督が拳銃所持に至った背景に気付いている可能性もあります」

 映画「PLANETIST」に関しても「同作最大のキーパーソンである小笠原自然観察指導員連絡会元会長の宮川典継氏が今年2月に大麻取締法違反で逮捕されたこともあり、公開が非常に厳しくなったと言わざるを得ない。傑作との評判だっただけに残念で仕方がありません」とため息を漏らすのだ。

 今年、新井浩文、ピエール瀧に次いで逮捕者を出した日本映画界に三たび激震が走っている。

(川本みゆき)

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