清野菜名は、アクション監督・坂口拓の養成所でボクシングとアクロバットを叩き込んだ、日本映画界随一の“戦う女優”だ。モデルとしてスタートしながら、華麗な立ち回りで園子温監督を唸らせ、19歳で大胆なフルヌードにも挑んだ。その覚悟は、単なる役者を超えている。
基本プロフィール
| フリガナ | せいの なな |
|---|---|
| 生年月日 | 1994年10月14日 |
| 出身地 | 愛知県稲沢市 |
| 身長 | 160cm |
| 血液型 | B型 |
| 所属事務所 | トップコート |
| ジャンル | 女優・ファッションモデル |
生い立ち・デビューまでの経緯
「休み時間のオーディションごっこが、すべての始まりだった」。清野菜名の芸能界デビューは、そんな遊び心から生まれた。愛知県で育った彼女は、スポーツ万能の少女。将来はスポーツ選手か芸能人か、そんな漠然とした憧れを抱いていた。小学6年生の時、友人が持ってきた雑誌『ピチレモン』のオーディション用紙に、何気なく記入した。その軽い気持ちが、グランプリという結果を呼び込む。13歳で「ピチモ」として雑誌モデルの世界に足を踏み入れた瞬間である。
しかし、モデルとしての道は長くは続かないと直感していた。身長の壁を感じたからだ。高校進学時、陸上推薦の道もあったが、彼女は芸能活動を選び、単身上京する。日本芸術高等学園に入学し、ここで彼女の運命を変える出会いが待っていた。映画『バイオハザード』でミラ・ジョヴォヴィッチの圧倒的なアクションに衝撃を受けた彼女は、高校2年でアクション養成所に通い始める。坂口拓のもとでボクシングやアクロバットをみっちり鍛え上げた。この経験が、後に「アクション女優」としての彼女の礎となる。
モデル活動が終わり、女優としての道を歩み始めたが、現実は厳しかった。ドラマデビュー作『桜蘭高校ホスト部』以降、仕事はほとんどなく、アルバイトで生計を立てる日々。女優を諦め、実家に帰ろうかと悩んでいた頃、一本の映画のオーディションが彼女を救う。園子温監督の『TOKYO TRIBE』だ。一度は落選するも、アクションメンバーのオーディションで彼女の動きを見た園監督の目が輝いた。「アクションをやっている時の君は輝いている」。その一言で、ヒロイン役への大抜擢が決まった。19歳での大胆なヌードシーンを含む体当たりの演技は、ヨコハマ映画祭最優秀新人賞など、数々の栄誉をもたらす。ここから、清野菜名の本格的な女優人生が幕を開けたのである。
ブレイクのきっかけ・代表作
清野菜名が女優として輝き始めた瞬間は、アクション監督の坂口拓のもとで汗を流していた高校時代に遡るかもしれない。しかし、彼女の真のブレイクは、挫折の淵で訪れた。女優として芽が出ず、実家に帰ろうかと悩んでいた2014年、映画『TOKYO TRIBE』のアクションメンバーオーディションで、園子温監督が彼女の動きに目を留めたのだ。「アクションをやっている時の君は輝いている」という言葉と共にヒロイン役への抜擢は、彼女の運命を変えた。19歳での大胆な演技は、アクション女優としての地位を一気に確立するきっかけとなった。
その後、押井守監督の『東京無国籍少女』での初主演を経て、彼女はあえてアクションのない役へと挑戦していく。その決断が実を結んだのが、2017年の『トットちゃん!』での黒柳徹子役だ。天真爛漫な役柄を見事に演じきり、本人からも称賛を受けたこの作品は、彼女がアクションだけではない幅広い演技力を証明する転機となった。さらに、朝ドラ『半分、青い。』での親友役や、『今日から俺は!!』の赤坂理子役は、彼女の存在感をより多くの視聴者に印象づけることになる。
スポーツ少女からピチモ、そしてアクション女優を経て実力派女優へ。清野菜名の歩みは、自らの可能性を信じて挑戦し続ける強さの軌跡である。2025年には『119エマージェンシーコール』で月9初主演を果たし、新たなステージへと歩みを進めている。
出演作品
| 公開・放送開始年 | 作品名 |
|---|---|
| 2026 | SUKIYAKI 上を向いて歩こう |
| 2026 | 箱の中の羊 |
| 2026 | 119エマージェンシーコール2026 YOKOHAMA BLACKOUT |
| 2026 | 119エマージェンシーコール2026 YOKOHAMA BLACKOUT |
| 2025 | 119エマージェンシーコール |
| 2024 | 世にも奇妙な物語'24 冬の特別編 |
| 2024 | キングダム 大将軍の帰還 |
| 2023 | キングダム 運命の炎 |
| 2023 | 日曜の夜ぐらいは… |
| 2022 | ある男 |
| 2022 | 耳をすませば |
| 2022 | 異動辞令は音楽隊! |
| 2022 | キングダム2 遥かなる大地へ |
| 2021 | NO ACTIVITY |
| 2021 | 婚姻届に判を捺しただけですが |
| 2021 | DIVOC-12 |
| 2021 | Touching |
| 2021 | 神様のカルテ |
| 2020 | 親バカ青春白書 |
| 2020 | 今日から俺は!!SP |
| 2020 | 今日から俺は!! 劇場版 |
| 2020 | シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う |
| 2019 | けむりの軍団 |
| 2019 | やすらぎの刻〜道 |
| 2018 | 今日から俺は!! |
| 2018 | 恋は雨上がりのように |
| 2017 | パーフェクト・レボリューション |
| 2017 | ユリゴコロ |
| 2017 | 暗黒女子 |
| 2017 | やすらぎの郷 |
人物エピソード・逸話
アクションで輝く彼女が、実は「小悪魔的天使ちゃん」と呼ばれていたことをご存知だろうか。
清野菜名は、華麗なアクションで知られる実力派女優だ。しかしその原点は、意外にもファッション雑誌『ピチレモン』のモデルオーディションにあった。運動神経抜群でスポーツ推薦の道もあったが、芸能界を選び単身上京。高校ではアクション部に所属し、ミラ・ジョヴォヴィッチに衝撃を受けて本格的なアクション訓練を積んだという。
だが、女優転向後はまったく仕事がなく、ボディダブルやアルバイトの日々が続く。帰郻を考えた彼女を救ったのは、映画『TOKYO TRIBE』のオーディションだった。園子温監督が「アクションをやっている時の君は輝いている」とヒロインに抜擢。19歳での大胆な演技が評価され、ヨコハマ映画祭最優秀新人賞、ジャパンアクションアワードを受賞する快挙を成し遂げたのだ。
「アクションがないと不安」という自身の弱さを克服するため、あえてアクションのない作品にも挑戦した。その努力が実り、朝ドラ『半分、青い。』や『今日から俺は!!』で存在感を発揮。『キングダム』シリーズなどでの演技が評価され、日本アカデミー賞優秀助演女優賞など多数の栄誉に輝いている。
2025年には月9初主演を控え、新たな挑戦が始まろうとしている。アクション女優の枠を超え、役者としての幅を広げ続ける彼女の進化は、まだまだ止まらないだろう。