高比良くるま、南アジア縦断ロケで限界寸前「さすがに一回休みたい」高級ホテル滞在を巡りディレクターと大激論【世界の果てに、くるま置いてきた】
ABEMA

ABEMAのドキュメンタリーバラエティ『世界の果てに、くるま置いてきた』第6話が11月2日(日)に放送。南アジア縦断の道中、令和ロマン・高比良くるまが腹痛と大渋滞に見舞われ、ついに本音の「休息」宣言へ――。過酷ロケのテンションが一気に揺れ動く回となった。

シリーズ第3弾の今作は、ほぼ“人生初海外”のくるまがローカル路線バスやヒッチハイクなど陸路中心のルールで旅を続ける企画。今回の舞台はバングラデシュ北部の都市・ボグラだ。三輪タクシーで移動中、くるまは「お腹が痛いです」と異変を明かし、続けて「マジで耐えるしかないタイプの腹痛」と表情を曇らせる。

なんとか高速バスに乗り込むも、出発直後にまさかの大渋滞。車内で身動きが取れないまま時間だけが過ぎ、同行ディレクターが原因を探りに外へ出る一方、くるまは車内で痛みに耐え続ける展開となった。約3時間半の立ち往生の末、ようやくボグラに到着。

この日の宿について、くるまは「奮発した宿です」と告白。遊園地やショッピングモール、ヘリポートまで備えた高級リゾートホテル・モモインにチェックインする。移動の道中では「泊まりたかったんですよ、せっかくならリゾートホテルに」と明かし、ロケの疲労を滲ませながらも、到着後は設備の豪華さに気力を取り戻した様子を見せた。

一方で、過酷な行程が続いたここまでの旅路を振り返り、くるまは「さすがに1回休みたい」と本音を吐露。さらに夕食の方針を巡り、番組ディレクターとの緊張感が一気に高まる。「屋台に行こう」という提案に対し、くるまは「モモインからは出ません!権利があるので、モモインにいる」と“籠城”を宣言。過酷ロケのための英気を養うという立場を明確にした。

番組のトーンについても、くるまは自らの視点をはっきりと述べる。まずは企画の“過酷”一辺倒に流れがちな印象を踏まえ、「番組のテイストと違うのは、それは申し訳ない。需要があることは否定しないけど、それだけじゃなくて良くないですか?」と指摘。続けて、笑いの矛先や価値観の固定化についても思いを語った。「『金持ちが何をやっても笑えない』『慶應行ったやつが何をやっても笑えない』とか、そういううまくいっているものを、褒めたり笑ったりできるようになればいいですよね」――旅の只中で飛び出した“芸人論”は、番組の見せ方そのものに問いを投げかける言葉となった。

結果的にこの回は、体力の限界、現地取材の難度、番組の編集思想までが立て続けに顕在化し、企画の核へ踏み込む1話に。リゾートでの短い休息を経て、今後は国境越えなど一層ハードな工程が控える見込みで、くるまと制作陣の“せめぎ合い”がどのような化学反応を生むのか注目が集まる。

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