「doda X」CM「不愉快すぎ」「気持ち悪い」評判は「制作側の狙いどおり」!?
doda X「デビュー」篇 - YouTube

 俳優・小栗旬がカメラに向かい「すべての未来は選ぶことから始まっている」「それはキャリアにとっても同じこと」と語りかける――

 小栗のほか、宇宙飛行士の野口聡一氏、青山学院大学体育会陸上競技部監督・原晋氏、片づけコンサルタントの近藤麻理恵氏が出演する転職サイト「doda X(デューダエックス)」のCMが“悪い意味”で話題となっている。

 昨年から放送されている同CMについて「テレビ局の内部でも『なんで代理店はこんな気持ち悪いCMを作ったんだ』と評判は散々ですよ」と語るのは在京キー局関係者だ。

「不愉快すぎて直視できない」「このCMが流れるとテレビを消す」

 不気味なモノクロ映像で、顔面の毛穴が目立つほど出演者がドアップになる「doda X」のCM。当然、視聴者の間でも不愉快との指摘が相次いでいて、SNS上では「不愉快すぎて直視できない」「このCMが流れるとテレビを消す」といったコメントが噴出。

 ニュースサイト「週刊女性PRIME」も「小栗旬、野口聡一ら出演『doda X』のCMが「気持ち悪い」と批判殺到、“人を不快にさせる”メカニズムを社会心理学者が解説」との記事で取り上げるほどの悪評ぶりだ。

「こうして話題となること自体が成功の証」

 いま「日本一嫌われているCM」といっても過言ではない「doda X」を運営するパーソルキャリア株式会社は、求人メディア事業でリクルートに業界第2位。そんな大企業がなぜここまで嫌われるCMを放送しているのか。

「当然、制作段階で批判が巻き起こるのは織り込み済みですよ。制作側としては『ハイクラス転職』というターゲットが狭いジャンルだけに、大多数の視聴者から嫌われたところでダメージはないと踏んでいるはず。対象者にサービスの存在が知られれば勝ちなので、こうして話題となること自体が成功の証と言えるでしょう。炎上商法とまでは言えませんが、近年稀に見るアグレッシブな宣伝手法ですね」(前出の在京キー局関係者)

 果たして出演者の心中は。

(大倉さとみ)

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