9月27日に最終回が放送された日曜劇場「半沢直樹」(TBS系)の平均視聴率(ビデオリサーチ調べ・関東)が番組最高の32.7%を記録。第8話でマークした25.6%を大幅に上回る有終の美を飾った。
「半沢直樹」前シリーズ最終回以来の30%超え
テレビドラマで視聴率30%の大台を超えるのは視聴率42.2%(同前)を達成した2013年9月22日放送の「半沢直樹」前シリーズ最終回以来。
「かつてない“ネット戦略”の勝利」
「ライフスタイルの多様化や各局が注力するネット配信サービスにより、テレビ界全体が視聴率を稼ぎにくくなったなか、今回の『半沢直樹』の成功は『テレビ史上最高の“ネット戦略”の勝利』と言えるだろう」と指摘するのはキー局関係者。
【あわせて読みたい】竹内結子 インスタグラム「最後の笑顔」とイモトアヤコの「最後のいいね!」
「あえて最終回直前に『一挙見逃し配信』を実施」
「今シリーズでは、初回からあえて『TVer』やTBS系の動画配信サービス『Paravi』で配信せず、あえて最終回直前に『一挙見逃し配信』を実施した。ドラマ自体の魅力はもちろん、こうしたネット戦略の巧みさも高視聴率を持続でき、最後に30%超えに成功した大きな要因となった。これまでテレビ業界は総じてネットの使い方が下手だったが『半沢直樹』が新たなスタンダードを確立したのではないか」(同関係者)
国民的人気シリーズによる快挙であった。