7月13日、芸人の「闇営業問題」に新たな動きがあった。
吉本興業は公式サイトのトップページで「修正申告及び寄付の実行に関するご報告」と題した文章を投稿。
闇営業に参加した芸人が修正申告を実施し、犯罪被害者支援を目的としたNPO法人消費者スマイル基金、NPO法人消費者機構日本、公益社団法人全国被害者支援ネットワークに寄付を行ったことを明かすとともに、芸人たちが反社会的勢力から得ていたギャラの金額を明かしたのだ。
以下、吉本が発表した芸人の「反社宴会での謝礼額」。
「宮迫博之 100万円、田村亮 50万円、レイザーラモンHG 10万円、ガリットチュウ福島善成 3万円、ディエゴ 3万円、木村卓寛 3万円、ムーディ勝山 3万円、くまだまさし 3万円、パンチ浜崎 3万円、八十島宏之(2700) 3万円、 常道裕史(2700) 3万円、真栄田賢(スリムクラブ)7万5千円、内間政成(スリムクラブ) 7万5千円、八十島宏之(2700) 5万円、常道裕史(2700) 5万円」
吉本が発表した反社からの謝礼額について「とりわけ宮迫に関しては騒動当初の『ギャラは貰っていなかった』という証言を明確に覆す大きな金額で、今後処分の厳罰化が再検討される可能性が高まりました」と指摘するのはお笑い関係者だ。
さらには「あの芸人が『これだけしか貰っていなかったのか』という驚きもありました」と語る同関係者。
「宮迫が100万円ならHGはせめて25万円」
「反社ギャラ」の安さに関係者が驚いた芸人とは――
「ギャラ10万円のレイザーラモンHGですね。闇営業を行った2014年末当時の相場感だと、宮迫で100万円なら、格からしてHGはせめて25万円ぐらいは貰えそうなもの。いずれにしても『絶対に貰ってはいけないギャラ』に違いはないのですが……」
反社会的勢力に接した代償は、手渡されたギャラどころではなく大きい。
(大倉さとみ)