8月12日、突如として「石原さとみ離れ」なるキーワードがネット上を駆け巡った。その背景となったのはヤフーニュースに掲載された「石原さとみはピークを過ぎた!?~『5→9』から『Heaven?』までに見る視聴者の評価~」と題された次世代メディア研究所長・鈴木祐司氏による記事。
現在放送中の石原さとみ主演ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~」(TBS系)の視聴率が右肩下がり基調となっている事実から、ビデオリサーチの世帯視聴率データなどから、世間での「石原さとみ離れ」の真偽を検証しているのだ。
最終的に「決して『既にピークアウト』の評価は当たらず、まだまだ進化・成長の途上」と結論付けた同記事だが、さるテレビ関係者は「様々なデータの分析は非常に興味深かったものの、こうした方法で『石原さとみ離れ』が検証できるはずもありません」と指摘するのだ。
果たして、この検証の何が問題なのか。
「石原さとみの人気をドラマの視聴率で判断するのが大間違い」
「この記事では世帯視聴率に加え、年齢別個人視聴率や属性別個人視聴率から、石原についての世間の支持を分析しているのですが、そもそも彼女の人気をドラマの視聴率で判断するのが大間違い。とりわけ現在放送中の『Heaven?』については石原人気云々よりも“根本的な問題”による視聴率低迷が指摘されているんです」
“根本的な問題”とは。
「ドラマの演出ですよ。業界内では『クドい演出のせいで視聴者に逃げられた』と専らの話題になっている。この記事で『数字を下げた』と指摘されている『高嶺の花』(日本テレビ系)も『石原とは無関係に『ストーリーのせい』で人気が出なかった』と評判でしたよ」(同関係者)
いずれにしても「石原さとみ離れ」が囁かれるほど注目を集める彼女であった。
(川本みゆき)