国内ユーチューバーの第一人者・ヒカキン(HIKAKIN)による「ゆたぼん揶揄動画」が波紋を広げている。
7月9日、自身のツイッターで「人生は冒険やw」と記してショート動画作成アプリ「TikTok」で撮影した動画を公開したヒカキン。
【動画】ヒカキンによる「人生は冒険やw」動画
その中でヒカキンは「人生は冒険や」という「少年革命家ゆたぼん」の決め台詞に音楽を載せて“変顔”を繰り広げたのだ。
「少年革命家ゆたぼん」についてウェブニュース記者が解説する。
「ゆたぼんとは今年5月に琉球新報が取り上げたことで話題になった10歳の沖縄在住ユーチューバーです。彼は『不登校は不幸じゃない』『人生は冒険や』といったメッセージを2017年からユーチューブで発信している。『周りの子たちがロボットに見えたから』との理由で『学校は行きたい時に行く』というスタイルを貫いていることにネット上で賛否が大きく分かれているんです」
そんなゆたぼんを“ネタ”にしたヒカキンに批判が集まっているのだという。
「批判の多くは『大人げない』『トップユーチューバーの自覚を持て』というもの。子供たちの憧れであるヒカキンが小学生を揶揄したことに少なくない数の批判コメントが集まっているんですよ」(同記者)
批判を受けるヒカキンについて同記者は「以前から彼は、日本中の子供たちが自分に憧れを持つようになったことに強い責任感を抱いているんです。今回の動画にゆたぼんを貶める意図はなく、ヒカキンの真意は『先駆者としての“親心”』しかないはずですよ」と指摘する。
「ヒカキンが『人生は冒険やw』の動画を投稿する少し前、ゆたぼんはネット番組内で『計算は電卓がある。漢字はググったらいいだけ』という『自己正当化発言』が紹介されて“再炎上”していた。ヒカキンはゆたぼんを茶化すことで、この炎上の鎮火を試み、ゆたぼんを救おうとしたと考えるのが妥当ではないでしょうか」
果たしてヒカキンの真意は――
(市川美穂子)