麻薬取締法違反の疑いで逮捕・起訴された後、4月4日に保釈された電気グルーヴのピエール瀧。彼を巡り一躍「時の人」となっているのが瀧の相方・石野卓球である。
静岡学園高校時代に出会い、テクノユニット・人生を経て電気グルーヴとして活躍している両者。まさしく瀧の盟友というべき石野だが、瀧の事件に関するツイートがワイドショーで槍玉に上げられているのだ。
4月5日放送のフジテレビ系「バイキング」では瀧が保釈決定が報じられた際の石野による「えー!?死刑じゃないの?」「早く瀧に会いたいなー」といったツイートを紹介。これに司会の坂上忍が「瀧さんにマイナスになることはやるべきではないのでは」と苦言を呈したほか、東国原英夫も「『この人は社会人として大丈夫なのか』という目で見られるということを、自覚されているのかというのは心配になりますよね」と批判した。
一方、同7日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)で石野のツイートを取り上げた際、松本人志は「僕は大好きですけどね。ちょっと笑っちゃいましたし」と称賛。「彼なりに電気グルーヴの絶妙なバランスをとってやっている」と評価したのだ。
真っ二つに見解が分かれた坂上忍と松本人志のコメントについて「両者のレベルの差を見た気がします」と指摘するのはテレビウォッチャーの大和田晴子氏だ。
「自分の頭で考えているのは松本」
「坂上が相変わらず『不謹慎な奴は徹底的に袋叩きにする』というスタンスを貫いている一方で、松本は『世間の空気はともかく自分の感覚に正面から向き合う』という立場。これまでのコメントから決して松本がピエール瀧擁護でないことは見て取れますが、少なくとも自分の頭で考えているのは松本のほうだと言えるでしょう」
松本の本領発揮といったところか――
(徳島優里)