青森県八戸市の住宅会社「ハシモトホーム」に対する批判の声が高まっている。2018年に自殺した40代の男性社員に対し、同年の新年会で賞状を模した「パワハラ表彰状」を渡していたことが判明している同社。
6月20日、男性の遺族がパワハラや長時間労働が自殺につながったとして、会社などに約8千万円の損害賠償を求めて青森地裁に提訴した。
「電話回線が逼迫したため、留守番電話に」
この件が、ワイドショーなどで報道され「パワハラ表彰状」への怒りの声が殺到していることを受け、同社では23日に橋本吉徳社長名義で謝罪文を掲載。
「弊社といたしましては本件を重く受けとめ、最大限誠意ある対応をとる所存でございます」と綴り「本社並びに各支店に問い合わせ等のお電話を数多く頂戴しており、電話回線が逼迫したため、留守番電話に切り替えさせて頂いております」と批判が直接届いていることを明かしている。
【画像】ハシモトホームの課長が作ったとされる「症状」と題したパワハラ表彰状
「謝罪文をアップしたところでほとんどの人が読めていない」
「『パワハラ表彰状』の文言は『大した成績を残さず、あーあって感じ』や『見事おったまげーの三位です』など、あまりにも侮辱的。今後も批判が止むことはなさそうです」と語るのはキー局のワイドショースタッフだ。
「問題が発覚してから、同社のサイトはサーバーダウンが続いている。謝罪文をアップしたところでほとんどの人が読めていないのが実情です」(同スタッフ)
「パワハラ表彰状」について「表彰の一環」と説明していたハシモトホーム。果たして同社から真摯な反省の弁は述べられるだろうか。