3万人を超えるオーディションを勝ち抜いたその先に、待っていたのは「落選」だった。堀田真由は、映画『ソロモンの偽証』の大規模オーディションで最終選考まで残りながら、主演の座を逃す。しかし、その悔しさが、彼女を確かな演技力を持つ女優へと変えていったのである。

基本プロフィール

フリガナ ほった まゆ
生年月日 1998年4月2日
出身地 滋賀県
身長 163cm
血液型 O型
所属事務所 アミューズ
ジャンル 女優、ファッションモデル

生い立ち・デビューまでの経緯

3万人を超える少女たちの夢が渦巻くオーディション会場。滋賀から駆けつけた一人の少女は、その大舞台で確かな手応えを掴んだ。堀田真由、当時16歳。映画『ソロモンの偽証』主演オーディションで最終選考まで残りながら、あと一歩のところで涙を飲む。しかし、この挫折が彼女の運命を動かし始める。

落選の直後、複数の事務所からスカウトが舞い込んだ。だが彼女は自らの意志で道を切り拓くことを選ぶ。アミューズが開催した「オーディションフェス2014」に応募し、3万2214人という圧倒的倍率の中、WOWOWドラマ賞を受賞したのだ。ここからプロの道が始まる。

デビューは2015年、WOWOWドラマ『テミスの求刑』で事務所の先輩・仲里依紗演じる主人公の妹役。この役を得るために、彼女は滋賀から東京の学校へ転校する決断を下した。地方から上京し、芸能界に飛び込むという覚悟が、この時すでに彼女の芯を形成していたと言えるだろう。

そして2017年、NHK連続テレビ小説『わろてんか』で主人公の妹・りん役に抜擢される。実はこの作品、彼女はヒロインの最終オーディションを仕事の都合で辞退していた。後に本人も「悔しかった」と語るこの選択が、結果的に妹役という輝かしい役柄をもたらしたのだから、運命とは不思議なものだ。

バレエを10年間習得した身体表現力、そして映画『るろうに剣心』に憧れて芸能界を志したという熱い思い。それらが合わさり、堀田真由は確かな一歩を踏み出したのである。

ブレイクのきっかけ・代表作

「最終選考まで行ったのに落選した。でも、その悔しさがすべてを変えた」。堀田真由のキャリアは、挫折と再挑戦の連続から始まる。3万人を超える応募者が殺到したアミューズの大型オーディションで、彼女は見事WOWOWドラマ賞を勝ち取った。その輝きは、事務所の先輩・仲里依紗主演ドラマ『テミスの求刑』でのデビューへとつながっていく。

しかし、彼女の名を広く知らしめたのは、2017年度後期の朝ドラ『わろてんか』での存在感だった。主人公の妹・りん役を演じ、天真爛漫ながら芯の強さを感じさせる演技で視聴者の心を掴んだ。実はこの役は、ヒロイン最終オーディションを辞退した後に舞い込んだものだ。「挑戦できない悔しさ」をバネにした結果、彼女にふさわしい役が巡ってきたのである。

その後も彼女の歩みは止まらない。『non-no』専属モデルとしてファッション誌を彩り、『ゼクシィ』CMガールとして花嫁の憧れを体現した。2022年にはアニメ映画『ブルーサーマル』で声優初挑戦を果たし、その表現の幅を広げている。6歳から10年間続けたバレエで培った身体表現と、芯から滲み出る清楚な美しさが、彼女を唯一無二の存在に押し上げているのだ。

現在、TBS SDGs大使を務め、バラエティ番組のMCにも挑戦するなど、活動の場を着実に拡大中である。挫折を糧にし、常に新たな地平を目指すその姿勢こそが、堀田真由の最大の魅力と言えるだろう。

出演作品

公開・放送開始年 作品名
2025 僕達はまだその星の校則を知らない
2025 御上先生
2024 それぞれのハッピーバースデー
2024 若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―
2024 アンチヒーロー
2024 劇場版 君と世界が終わる日に FINAL
2024 ある閉ざされた雪の山荘で
2023 OZU ~小津安二郎が描いた物語~
2023 たとえあなたを忘れても
2023 バカ塗りの娘
2023 禁じられた遊び
2023 CODE ~願いの代償~
2023 風間公親-教場0-
2023 藤子・F・不二雄 SF短編ドラマ
2023 イチケイのカラス スペシャル
2023 大奥
2022 訪問者
2022 オカルトの森へようこそ THE MOVIE
2022 個人差あります
2022 オカルトの森へようこそ
2022 椅子
2022 クロステイル 〜探偵教室〜
2022 正体
2022 ブルーサーマル
2022 木のストロー
2022 幕末相棒伝
2021 ほんとにあった怖い話 2021特別編
2021 言霊荘
2021 かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ ファイナル
2021 ハニーレモンソーダ

人物エピソード・逸話

3万人を超えるオーディションを勝ち抜いたその原動力は、一本の時代劇映画にあった。堀田真由が芸能界を志したきっかけは、『るろうに剣心』だった。そして皮肉にも、その憧れのシリーズの最終章で、彼女は幾松役として出演を果たすのである。運命の巡り合わせとは、まさにこのことだろう。

彼女のキャリアは、華々しいデビューから始まったわけではない。むしろ、大きな挫折がその出発点だった。『ソロモンの偽証』という大作映画の主役オーディションで、最終選考まで残りながらも落選。しかし、その悔しさをばねに、今度は自ら「アミューズオーディションフェス2014」に応募し、3万2214人の中からWOWOWドラマ賞を受賞する。受け身ではなく、自ら道を切り開く強さが、この時から垣間見える。

NHK連続テレビ小説『わろてんか』で主人公の妹・りん役を演じたことは、多くの視聴者にその愛らしい演技を印象づけた。しかし、実は彼女はこのドラマのヒロイン最終オーディションを、仕事の都合で辞退していたという。「挑戦できないことが悔しかった」と語るその裏には、すでに主演の仕事が決まっていたという、若手ながらも確かな実力がうかがえる。結果的に妹役を得たことで、今の自分があると振り返るあたりに、彼女の前向きな姿勢がにじみ出ている。

意外なのは、その特技が10年間習ったバレエであることだ。オーディションの決勝でも披露したというその姿は、女優としての身体表現の基礎を形作っているに違いない。さらに、普通自動二輪車免許を取得するなど、芯の強さを感じさせる一面も持つ。

2020年には『non-no』の専属モデルに起用され、『ゼクシィ』のCMガールにも選ばれるなど、女優業だけにとどまらない活躍を見せる。そして2024年にはTBS SDGs大使に就任し、社会に対する意識の高さも示した。ヨコハマ映画祭最優秀新人賞やエランドール賞新人賞など、着実に評価を積み重ねている彼女の歩みは、単なる「若手有望株」の域をとっくに超えている。次の主役は、もうすぐそこまで来ているのだ。

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