彼女の目には、福岡の海が映っている。与田祐希は、志賀島の自然に育まれた、21人しかいない小さな学校の少女だった。ミミズを集め、木から落ち、ヒップホップダンスに夢中になる。その原石が、やがて乃木坂46のセンターポジションを射止める日が来るとは、誰が想像しただろうか。
基本プロフィール
| フリガナ | よだ ゆうき |
|---|---|
| 生年月日 | 2000年5月5日 |
| 出身地 | 福岡県福岡市 |
| 身長 | 153cm |
| 血液型 | O型 |
| 所属事務所 | 乃木坂46合同会社 |
| ジャンル | 女優・ファッションモデル・タレント}} |
生い立ち・デビューまでの経緯
海と山に囲まれた小さな島で、ミミズを数えるような少女時代を過ごした与田祐希。全校生徒21人の超小規模校で育った彼女の原風景は、都会のアイドルとはほど遠いものだった。しかし、その素朴で自由奔放な環境が、後に「乃木坂46の天然宝石」と称される独特のオーラを育んだのかもしれない。
中学時代、テニス部で女友達とアイドルの曲を踊るうちに芽生えた憧れ。周りが進路を決める中、ただひとり将来に漠然とした不安を抱えていた彼女が掴んだチャンスは、たまたま目にした乃木坂46の3期生募集だった。「ダメ元で」と軽い気持ちで臨んだオーディションで、彼女は焼き芋の歌を歌う。そのどこか抜けた愛らしさが、審査員の心を捉えずにはいられなかった。
2016年秋、合格の知らせは彼女の人生を劇的に変える。デビュー間もない日本武道館でのお見立て会で、いきなりセンターポジションに抜擢されるという驚異的なスタートを切った。海辺で駆け回っていた無邪気な少女は、一瞬で数千人の視線を集める存在へと変貌を遂げたのである。
ブレイクのきっかけ・代表作
海と山に囲まれた自然豊かな島で育った少女が、たった一度の「ダメ元」の挑戦で、日本のトップアイドルグループのセンターに躍り出た。与田祐希のブレイクは、18thシングル『逃げ水』で初選抜即センターを任された瞬間に訪れた。その抜擢はファンのみならず関係者をも驚かせたが、彼女の持つどこか懐かしくも清冽な透明感が、グループの新たな局面を象徴するにはふさわしかったのだ。
彼女の代表作は、何と言っても2nd写真集『無口な時間』だろう。発売初週13万部を売り上げ、歴代記録を塗り替えたその写真集は、与田祐希という存在の持つ「言葉にならない魅力」を圧倒的なビジュアルで具現化した。アイドルとしての華やかさと、どこか内省的で神秘的な雰囲気が見事に融合し、彼女が単なる「可愛いアイドル」の枠をはるかに超えていることを世に知らしめたのである。
女優としても着実に歩みを進め、ドラマ『モブサイコ100』では重要な役柄を演じた。自然体でありながら画面を引き付ける存在感は、彼女の可能性がまだまだ尽きていないことを感じさせる。与田祐希の魅力は、都会的でありながらどこか郷愁を誘う「隙間」にある。彼女の歩みは、常に予想を裏切り、新たな物語を生み出し続けているのだ。
出演作品
| 公開・放送開始年 | 作品名 |
|---|---|
| 2026 | 君が死刑になる前に |
| 2026 | リブート |
| 2025 | 世にも奇妙な物語35周年SP 秋の特別編 |
| 2025 | 死ぬまでバズってろ!! |
| 2024 | 乃木坂、逃避行。 |
| 2024 | 乃木坂46「サシメン」 |
| 2023 | OUT |
| 2022 | 量産型リコ |
| 2022 | 新・乃木坂スター誕生! |
| 2022 | Actually... |
| 2021 | 世にも奇妙な物語 '21秋の特別編 |
| 2021 | ほんとにあった怖い話 2021特別編 |
| 2021 | 最愛のひと ~The other side of 日本沈没~ |
| 2021 | 乃木坂スター誕生 |
| 2021 | 名探偵よだちゃん |
| 2020 | NOGIZAKA46 Mai Shiraishi Graduation Concert ~Always beside you~ |
| 2020 | ぐらんぶる |
| 2020 | ノギザカスキッツ |
| 2019 | 乃木坂シネマズ ~STORY of 46~ |
| 2019 | いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46 |
| 2019 | ザンビ |
| 2018 | 乃木恋カフェ セブン・ストーリーズ |
| 2018 | モブサイコ100 |
| 2017 | 乃木坂46 meets Asia! |
| 2017 | 乃木坂46のガクたび! |
| 2015 | 乃木坂工事中 |
| 2013 | NOGIBINGO! |
人物エピソード・逸話
海と山に囲まれた21人の小さな学校で、ミミズ集めに夢中になった少女がいた。その少女が、やがて国民的アイドルグループのセンターを射止めることになるとは、誰が想像しただろうか。与田祐希の原点は、自然豊かな福岡・志賀島での奔放な幼少期にある。
彼女はあえてバスで30分かかる超小規模校に通い、同級生はたった4人。そこで培われたのは、自分で道を切り開く強さだった。アイドルへの憧れは中学のテニス部で芽生え、悩める卒業間際に目にした乃木坂46のオーディション情報が人生を変える。ダメ元で応募した彼女は、見事3期生として合格を果たす。
デビュー後は驚異的な速さで頭角を現し、18thシングル『逃ぎ水』では初選抜にして初センターという大役を担った。その圧倒的な存在感は、写真集の売上にも現れている。2nd写真集『無口な時間』はオリコン週間1位を獲得し、女性ソロ写真集歴代2位となる初週13万部を記録。カバーガール大賞エンタメ部門では2020年、2021年と二年連続で受賞するなど、その美貌と表現力は業界からも高く評価されている。
しかし、与田祐希の真骨頂は、そんな華やかな経歴の裏側にある「無口な時間」かもしれない。自然の中で育ったからこその穏やかさ、そして小さなコミュニティで育ったからこその強い意志。彼女の内に静かにたたえられたパワーが、次なる飛躍を約束している。