華やかな存在感を放つ北川景子と、舞台でも映像でも強烈な印象を残す高畑淳子。世代の異なる二人の女優には、仕事上の共演とは別のつながりがある。実は親戚なのだ。
ただ、二人をそのまま「いとこ」や「はとこ」と考えると、少々話が違ってくる。この関係がテレビで明らかになったのは、2014年1月25日放送のTBS系「ジョブチューン~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!」。その時点で女優として活躍していた二人にとって、番組が初対面の場でもあった。
北川景子の母と高畑淳子が「はとこ」だった
放送に先立つ取材記事などで示された関係をたどると、高畑と北川の母が「はとこ」にあたる。さらに一つ上の世代では、高畑の母と北川の祖母がいとこ。そして高畑の祖父と北川の曽祖父が兄弟、というつながりだ。
つまり、高畑と北川は親戚ではあるものの、同じ世代のいとこ同士ではない。親族の世代が一つずれているため、「二人ははとこ」とだけ紹介してしまうと、正確な関係から外れてしまうのである。
面白いのは、北川の側では、顔を合わせる前から高畑のことを知っていた点だ。祖母から親戚にあたると聞かされていたという。家族から二人の顔が似ていると言われたこともあり、テレビで見ていた先輩女優は、単に遠い世界の有名人というだけではなかった。
初対面を先回りしていた祖母のひと言
一方、高畑がこのつながりを知るきっかけも、北川の祖母だった。親族の間で交わされた話から、その孫が女優の北川景子だと分かったのである。二人が芸能界で知り合ってから家系を調べた、という順番ではない。家族の会話が先にあり、本人同士の対面が後から訪れたのだ。
放送前に収録を振り返った小林弘典プロデューサーは、高畑がようやく会えることを喜び、二人ともよく笑っていたと説明している。北川が高畑に美容について尋ねる場面もあったという。親戚と聞かされていた先輩に、初対面でアドバイスを求める。肩書だけでは測れない距離感が伝わってくる。
もっとも、親戚だからといって歩いてきた道まで同じわけではない。北川はモデル活動と並行して、2003年の「美少女戦士セーラームーン」で女優としてデビュー。高畑は演劇を学んだ後に青年座へ入り、舞台で経験を重ねてきた。画面で見せる個性の違いには、そうした経歴も重なる。
大女優同士の意外な親戚関係。その始まりをたどると、芸能界の華やかな社交ではなく、祖母が教えてくれた身内の話に行き着くのである。