ショーケン「石原裕次郎への“因縁発言”」は「愛情の裏返し」?

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10万人に1人の難病である消化管腫瘍(GIST)との闘病の末、2019年3月26日に68歳でこの世を去った“ショーケン”こと萩原健一。グループサウンズとして芸能界入りして以降、稀代のスターとして活躍してきた彼の訃報に悲しみの声が広がっている。

ショーケンの死に際して、メディアはこぞって彼の破天荒エピソードを紹介。「4度の逮捕」と「3度の結婚」をはじめ様々な逸話が語られるなか、注目を集めているのが出世作である「太陽にほえろ!」で共演した“ボス”石原裕次郎との「不仲説」である。

4月3日に公開された「FRIDAYデジタル」の記事では「ショーケンが語って周囲を凍りつかせた裕次郎さんとの『因縁』」と題して芸能ジャーナリストの佐々木博之氏がショーケンから聞いた「石原裕次郎を誹謗する言葉」について述懐。

具体的な発言は明らかにされていないが「にわかには信じがたい話」として「彼の中に長年閉じ込めていたものが、一気に噴出したようにも見えた」と綴っている。

かつて自著のなかで度々、石原への感謝の思いを吐露していたショーケンだが「誹謗する言葉」の裏にどのような感情があったのか。

ショーケンの真意について「『愛情の裏返し』と見るのが妥当でしょうね」と語るのは生前の彼を知る芸能関係者だ。

「ショーケンは殉職シーンが話題となった『太陽にほえろ!』について『やめたくて仕方なかった』『志願して殉職させてもらった』と語っているように、当時から裕次郎さんに対しても遠慮せずなんでもズバズバ言っていた。ショーケンと裕次郎さんの関係で、語り草となっているのが『ボス』をもじって裕次郎さんを『ブス』と呼んでいたこと。懐の深い裕次郎さんは笑って許していて、それをショーケンも頼もしく感じていたそうです」

そんなショーケンの口から飛び出した「裕次郎を誹謗する言葉」とはなんなのか。

「おそらく『石原裕次郎は大根役者』『いちばん後に現場に来て、いちばん最初に帰っていく』『ふんぞり返っているだけで何もできない』といった“ショーケン節”かと思います。言葉はドギツイですが深い愛情あってのものに違いありません」(同関係者)

平成の終わりとともに不世出のスーパースターがこの世を去った。

(川本みゆき)

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