昨年11月、合成麻薬MDMAを所持していたとして逮捕された沢尻エリカ。薬物逮捕の代償は大きく、4社のCMが放送中止になったほか、今年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の濃姫役を川口春奈に譲る事態に発展した。
同ドラマでは既に沢尻が出演する予定の10話分を収録していたため、放送スタートが2週間遅れることに。今後、沢尻には合計5億円ともいわれる違約金が請求されると見られている。
「ファンの皆様ならびに関係者の皆様」と題した謝罪文
そして2月6日に東京地裁で行われた判決公判で彼女に下されたのが「懲役1年6月・執行猶予3年」の実刑判決。
同日、彼女は事務所を通じて「ファンの皆様ならびに関係者の皆様」と題した直筆の謝罪文を報道各社に送付した。以下全文。
「この度は、私の身勝手な行動により多くの人を裏切り、傷つけてしまい、社会的に計り知れないご迷惑をお掛けしてしまいましたことを心から深くおわび申し上げます。謝って許されることではありませんが、犯した罪の重さを自覚し反省していき、全力で更生に向けて努力することが自分のできる唯一の償いと考えております」
「他人を思いやるという気持ち」が欠落していた
「裁判の結果を真摯に受けとめております。何よりも、他人を思いやるという気持ち、根本の大切なことが私自身には欠落していたのだと痛感させられました。社会人として、一人の女性として、いま一度自分自身を見つめ直していきます。」
初公判で「薬物が繋いだ偽りの友情にとらわれていた」「復帰を語る資格はない」と語ったように、深い反省の気持ちを示した謝罪文だが、思わぬところで注目を集めている。
沢尻の直筆謝罪文に「あまりに下手すぎる」との指摘
「沢尻が謝罪文として書いた直筆の文字が『あまりに下手すぎる』との指摘がネット上で噴出しているんですよ」と語るのは女性週刊誌編集者だ。
「一方でモト冬樹がブログで『お世辞じにも上手な字とはいえないがそこに意味がある』と好意的な感想を綴るなど、評価が分かれている。『女性自身』もウェブ版で『沢尻エリカ“字が汚い”批判に擁護の声「丁寧に書いてる」』という記事を公開するなど擁護の姿勢を見せているんです」
沢尻は「メントレG」で「遥かに下手な直筆履歴書」を公開していた
そんな沢尻の「直筆謝罪文」について「私も悪い印象は持ちませんでした。少なくとも丁寧に書いた形跡は十分見て取れましたよ」と同編集者。
そう語る背景には沢尻の「悪筆伝説」があった。
「彼女の字の下手さは以前から有名だったんです。2007年に放送された『メントレG』(フジテレビ系)にゲスト出演した際はデビュー前に事務所に送った履歴書が公開されたのですが、これが小学生でも滅多にないぐらいの汚い字。『芸能界』を『芸能会』と書くなど誤字も目立っていました。そのときの文字と比べれば今回の『直筆謝罪文』は圧倒的に上達していましたね」(同編集者)
果たして芸能界復帰はあるのか。今後の動向を見守りたい。
(大倉さとみ)