『となりのトトロ』の死神説はジブリが否定 影がない場面に示された公式説明
『となりのトトロ』の死神説やメイが死亡しているという設定は、スタジオジブリの広報部が2007年に否定している。終盤で姉妹の影がない場面についても、作画上の判断による省略だと公式日誌で説明していた。

『となりのトトロ』には、トトロを死神とみなしたり、メイがすでに死亡しているとしたりする説がある。だが、スタジオジブリの広報部は、そうした事実も設定も作品には存在しないと否定している。影がない場面にも、制作側から具体的な説明が出されていた。
2007年、一般からの問い合わせに広報部が回答
映画の公開日は1988年4月16日。小学6年生のサツキと4歳のメイが、森に暮らす不思議な生きものと出会う物語だ。公式の作品紹介では、袋いっぱいにどんぐりを詰めたトトロの姿を、たぬきやフクロウ、クマにも似た存在として伝えている。
その作品について、公式サイトの『ジブリ日誌』が死神説に触れたのは、2007年5月1日のことだった。大型連休の合間にあたるこの日は、取引先からの電話が少なかった一方、一般からはトトロが死神なのかを確かめる問い合わせが相次いでいたという。映画の公開から、すでに19年が過ぎていた。
日誌では、この説をネット上で広がった都市伝説として紹介し、トトロの正体やメイの生死に関する誤解に答えている。日々の仕事をつづる文章の中に置かれた説明だが、末尾では、広報部として正式に伝える内容であることを明示していた。
終盤の影は、作画上の判断で省かれていた
広報部は、映画の終わりの方でサツキとメイに影がないという指摘にも言及した。影を描く必要がないと作画の段階で判断し、省略したというのがその回答だ。
視聴者が気にかけていた場面に答えたうえで、広報部は、この場を借りて噂を信じないでほしいと呼びかけている。
