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ニューオールドメディア

『サザエさん』のじゃんけんは途中から始まった 予告の締め方が変わった理由

『サザエさん』の次回予告を締めくくるじゃんけんは、1991年10月20日に始まった。以前はクッキーを投げて食べる演出があり、子どもの模倣を心配する医師の声を受けて変更したという。2018年にはデータ放送とも連動するようになった。

レンガ造りの長谷川町子美術館の外観。2020年8月撮影の参考写真。
「サザエさん」の原作者・長谷川町子さんゆかりの長谷川町子美術館(2020年8月撮影の参考写真)。1991年の予告変更当時の写真ではありません。写真:江戸村のとくぞう/出典:Wikimedia Commons、CC BY-SA 4.0。縮小・余白追加。この画像も同ライセンスで提供。
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 『サザエさん』の次回予告を締めくくる、サザエとのじゃんけん。アニメが放送を始めたのは1969年10月5日だが、公式年表に記されたじゃんけんの開始日は1991年10月20日だ。番組が始まって約22年後に加わった演出で、それ以前には別の締め方があった。

クッキーを投げて食べる演出に寄せられた懸念

 変更の経緯を振り返ったのは、アニメのプロデューサーを務めていた田中洋一氏。2019年9月28日の『週刊フジテレビ批評』に出演した際の説明が、放送後に報じられている。

 その報道によると、サザエにはピーナッツを投げて口で受け止めるのが得意という設定があり、以前の予告の終わりには、クッキーを投げて食べる姿を描いていた。最後に喉を詰まらせる様子が、いわゆる「ンガググ」の場面だったという。

 ところが、この動作を子どもがまねて喉に食べ物を詰まらせることを心配する声が、医師から繰り返し届いた。田中氏は、そうした指摘を受けて締めの演出を見直し、複数の案を検討した末にじゃんけんへ変更したと説明している。

 田中氏によれば、切り替え後は視聴者の反応も良く、新しい締め方として受け入れられたという。

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2018年にはデータ放送での参加も可能に

 さらに2018年10月7日、レギュラー放送でデータ放送との連動が始まった。こちらは、じゃんけんの演出が生まれてから約27年後のこと。放送中にリモコンのdボタンでデータ画面を開くことで、テレビ画面上でサザエとの勝負に参加できるようになった。

 フジテレビが2023年の取材に回答したところでは、導入のきっかけには、2013年に始まった『めざましじゃんけん』の成功があった。サザエとの対戦は2016年の『27時間テレビ』でも実現していたが、通常放送へ広げるには技術面の課題があり、その解決を経て2018年の開始に至ったという。

 開始当時の案内では、勝敗に応じて次回の放送でスタンプを受け取れる仕組みが用意されていた。サザエと自分がそれぞれ何を出したか、過去10回分を確認できる成績表も加わった。

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